「ストレスの少ない仕事は何があるの?」「ストレスのない仕事をしたい」と考えている方は多くいらっしゃるでしょう。特に、現在の仕事でストレスを強く感じている方は、そのように思っているはずです。
この記事では、そんなストレスのない仕事に転職したいという方に向けて、転職のプロとして実際に数多くの求職者の転職を成功に導いてきた「転職.jp」の編集部が、男女1,873人を対象に行った独自アンケート調査結果をもとに、口コミや評判の良い仕事全68個を徹底比較した上で、
◆【男性版】ストレスのない仕事ランキング
◆【女性版】ストレスのない仕事ランキング
※クリックするとそれぞれの該当部分へ移動できます。
の2つのグループにまとめてみました。
ストレスのない仕事に転職するための手順やポイントも併せてご紹介するので是非参考にしてみてください。
ストレスのない仕事とは?
そもそも、私たちはどのような仕事にストレスを感じているのでしょうか。まずは、この事から考えていきましょう。
仕事のストレス原因はプレッシャーと人間関係
「どのような仕事であるとストレスを感じるか?」というあるアンケートにおいて、以下のデータが出ました。
- 第1位:成果を求められる、ノルマがある→プレッシャー
- 第2位:接客、顧客対応→人間関係
- 第3位:職場の人間関係に問題がある→人間関係
- 第4位:納期や時間に追われる→プレッシャー
- 第5位:同僚との関わり→人間関係
やはり多くの人が仕事のプレッシャー、それから仕事をする上での人間関係についてストレスを感じています。
この事から、転職のときに人間関係を構築する必要が少なく、プレッシャーもあまりかからない職種を選べば良いということが分かります。
仕事を辞める原因は男女で異なる
仕事を辞める引き金は女性と男性で多少異なります。独自アンケートでは、転職理由の上位3位までは性別問わず、
- 1位:労働環境(残業など)
- 2位:待遇(給与、福利厚生など)
- 3位:上司との人間関係
という結果になったのです。そして女性に関しては4位が上司以外との人間関係であり、5位がやり甲斐です。ですが、男性については4位がやり甲斐であり、5位が上司以外との人間関係となっています。
この微妙な性差を理解しておくと、そもそもご自身が仕事のどの部分にストレスを感じているのかを分析するときの参考になるかもしれません。もちろん、自分にとってストレスのない仕事に転職するときのヒントにもなる事でしょう。
男性がストレスの少ない仕事に転職するための必須条件
それでは、まずは男性がストレスのない仕事に転職するための主な条件を見ていきましょう。
残業が少なめ
残業や休日出勤が過剰にあると、自分の時間が犠牲なりやすいですし、そもそも疲労が溜まります。これでは心身の疲れがどんどん蓄積していってもおかしくありません。
残業があっても平気、残業代が出るからむしろ助かる、などと感じている人もいるかもしれません。しかしそういった日々を長期的に継続すると、どこかで限界が来る可能性があります。
また、休みを取りやすいかどうかも重要です。好きなタイミングで有給休暇を取ることができれば、リフレッシュしやすくなり、メンタル的なゆとりを得られるでしょう。
ノルマ・納期が厳しくない
タイトな納期・ノルマがあると、やはりプレッシャーがかかり精神的な疲れが溜まります。その日の仕事を終えて自宅に戻っても気持ちが休まらないことでしょう。
また、納期・ノルマを守れないことに対して上司から理不尽に叱責されたり、取りかかる前の段階で精神的な圧力をかけられたりすれば(達成しないと大変なことになると言ってくるなど)、多大な負担となります。
ただ、納期やノルマが全くない仕事となると選択肢が少なくなります(選べなくなるというほどではありませんが)。そのため、ご自身がどの程度の納期・ノルマを許容できるのかについても、転職活動をするにあたって考えておきましょう。
待遇が良い
労働に見合った給与(などの見返り)がある仕事に対して、モチベーションを高く保つことができるでしょう。それこそがストレスの少ない仕事であるというスタンスの人も少なくないはずです。
また、仕事が厳しくても相応のリターンが約束されていれば転職しようとは思わない、という方もいるでしょう。この辺りは個人差が大きいでしょうから、ご自身の気質と照らし合わせて考えてみることをおすすめします。
そして、努力しても給与がほとんど上がらないとなると、多大な精神的負担になるはずです。これはどのような性格の方でも共通しているはずです。
やるべきことが決まっている
する事が決まっている、言い換えればケースバイケースの判断があまり必要ない仕事であれば、淡々と取り組むことが可能です。
また、作業詳細がマニュアル化されていれば、上司などに質問する機会もあまりないはずですから、必要最低限の関係性を保っていればそれで成り立ちます。
誰かに質問したり相談したりする事にプレッシャーを感じる・自分で判断するのが苦手だが同じ作業を黙々と続けるのは得意という人にとっては、ルーティンワークは負荷の少ない仕事であるはずです。
大きな責任がない
強い責任がかかることで精神的負担に押しつぶされそうになる人もいれば、やり甲斐を覚える人もいます。ご自身がどちらのタイプなのか分析しておく事をおすすめします。
リーダーのサポートをするような業務が好き、複数人を先導するようなことは苦手などというのであれば、強い責任がかかることでストレスが蓄積していく可能性が高いです。
また、ストレスのない仕事をしたいのであれば、出世などによってどの程度責任が大きくなっていくのかについても転職活動をするにあたって調べておくべきでしょう。
ストレスのない仕事ランキング【男性版】
続いて、男性バージョンのストレスの少ない仕事を紹介していきます。転職活動をする際の参考にしていただければ幸いです。
ストレスのない仕事 第1位 警備員
業務中はひたすら歩き続ける事になったり、長時間同じ場所に立ったりする事になりますから慣れるまでは体力的に辛いと感じるかもしれません。
ですが、警備員はストレスの少ない仕事の代表格です。少人数、もしくは一人で業務をしますので人間関係による精神的負担がほぼありません。また、することもほぼルーティンワークです。
ストレスのない仕事 第2位 研究職
これも意外とストレスのない仕事です。研究で判明したデータをベースとして、新しい商品や薬品などの開発をしていきます。活動の場は民間企業、公的機関、大学などです。
他者とコミュニケーションを取る機会も少ないですし、実験などに淡々と取り組むことができます。また、平均年収も高めで500万円以上となっています。
ストレスのない仕事 第3位 MR
医薬情報担当者の事です。自分の会社や、その他複数の製薬会社の薬品の情報を、薬剤師やなどの医療重視者に対して教える仕事です。
他人とのコミュニケーションが欠かせない仕事ですから、人間関係によるストレスを抱えやすい方は慎重に検討しましょう。
ですが、数ある営業職の中ではトップレベルで平均年収が高いですし(700万円ほど)、業績が良ければ収入に反映されやすいです。また、医療に携わりますから社会的意義を見出しやすいと言えます。
そのため給与が低いと精神的負担を感じやすくなる、やり甲斐がないとすぐに転職したくなってしまうなどという人には特におすすめします。
ストレスのない仕事 第4位 社内SE
自分の会社のシステムの開発・運用をする仕事です。納期に迫られる事があまりありませんし、いきなり案件が発生する可能性も低いです。したがってストレスの少ない仕事と言えます。
ただし、社内SEの募集数はあまりない傾向にあります。また、スキルと経験がある人が優遇される場合が多いですから、転職活動の難易度がある程度高くなることを覚悟しておきましょう。
ちなみに、社内SEではない通常のSEに関しては、納期を守るために残業が多くなる傾向にあります。
ストレスのない仕事 第5位 地方公務員
原則として解雇されません。給与も安定しています。そのため、これこそがストレスのない仕事であると感じる人もいるでしょう。業務もデスクワークが中心ですし、ノルマもほとんどありません。
ただ、一口に地方公務員と言っても地域や部署によって忙しさや待遇、そして業務内容が異なります。転職活動をする際は気を付けましょう。地方公務員であればなんでもいいなどと思っていると、失敗する可能性があります。
ストレスのない仕事 第6位 トラック運転手
トラックドライバーは基本的に一人で荷物を運搬します。そのためストレスが少ない仕事と言えるでしょう。人間関係によるストレスを感じやすい皆さんには特におすすめします。荷物の積み降ろしのときは多少他人との会話がありますが、それも時間としては短いです。
また、そもそも運転すること自体が好きいう人にとっては、適職と言えるでしょう。毎日楽しみながら活動することができるはずです。
ストレスのない仕事 第7位 ルート営業
ルート営業は既存の取引先を訪れ、サービスの提案をしたり、聞き取りを行ったりする仕事です。
通常の営業職とは異なり、初対面の人に対してセールスをしたり、営業電話を何度もかけたりする必要がありません。そのため、案外ストレスのない仕事と言えます。
コミュニケーション能力は必要ですが、すでに信頼関係が成り立っている人が相手であるケースが大半なので、それほど精神的負荷にはなりません。また、一般的な営業に比べてノルマも緩い可能性が高いです。
そしてルート営業の年収は平均して350万円ほどとされています。ただ、業務内容や職種によってかなり違いますから、転職活動をする際は気をつけましょう。
ストレスのない仕事 第8位 ライター
主にウェブサイトの記事を書きます。特にフリーランスのライターであれば、いつでもどこでも好きなタイミングで執筆することが可能ですし、他人と顔を合わせる機会も少なくて済みます。
また、副業としてウェブライディングに取り組むこともできるので、転職活動と並行して挑戦してみるのもいいでしょう。
ストレスのない仕事 第9位 データ入力
各種データを、パソコンや専用のデバイスに入力します。在宅のデータ入力もありますし、勤め先でデータ入力をするケースもあります。
特に自宅でデータ入力を行うのであれば、自由なタイミングで作業ができますから、ストレスの少ない作業と言えるでしょう。また、経験がなくても文字入力さえできれば挑戦できます。
ストレスのない仕事 第10位 工場勤務
ストレスのないルーティンワークである事がほとんどです。他人とコミュニケーションを取る機会も少なく、淡々と作業をすることができるでしょう。さらに、ノルマもないケースが多いです。また、残業がない工場も少なくありません。
ただ中には、精密製品を少数完成させるなど、繊細な作業を求められる工場もあります。その上でノルマも存在するとなると心身の疲労が蓄積していく可能性があります。ですから転職活動の際は、必ず業務詳細も調べてみましょう。
女性がストレスの少ない仕事に転職するための必須条件
次に女性がストレスのない仕事に転職するための主な条件を挙げていきます。男性とは異なる部分もたくさんあります。
身体的な負担が少ない
女性は、身体的な負担が強い仕事を継続的に行っているとストレスになりやすいです。特に月経期間中は大きな負荷となることでしょう。そのため、基本的にはデスクワークなどをおすすめします。
プライベートを充実させやすい
いわゆるワークライフバランスは、転職する上での大事な要素となります。男性に比べると女性のほうが、結婚・出産・育児などによって、仕事に関する諸々を見直す必要性が生じやすいからです。
休日出勤や長時間残業などが多い仕事だと、結婚や出産をしてからそれまでと同じように労働を継続するのが難しくなる可能性があります。
ですが、プライベートを優先させやすい企業であれば、将来的なライフイベントに関して前向きに考えやすくなるはずです。
特に、育児休暇を終えてから職場に戻っている人が多いかどうかを調べておくことをおすすめします。
福利厚生が整っている
具体的に言うと、育児休暇から戻ってきてからもキャリアップをサポートしてくれる制度が完備されているかどうかなどです。
育児休暇は取りやすいものの、復帰してからのフォローはあまりしてくれないという会社もあるので気をつけなければなりません。
それでは、仕事・子育て・家事を継続していくうちに徐々に心身の疲労が蓄積して、最終的に退職することになってもおかしくありません。
ですが、子どもの世話をしながら在宅ワークができる、復帰してからしばらくは時短勤務が可能など、ストレスの少ない環境で活動することができるのであれば、無理なく仕事を継続できることでしょう。
近年ではこういった部分に特別に力を入れている企業も増えてきました。転職活動をする際に探してみるのも良いでしょう。
正当な評価が受けられる
性別によって評価のされ方が変わる企業も存在するというのが現実です。特にキャリアップしたい気持ちが強い女性にとっては、これは大きなストレスになる事でしょう。
ですが、年齢や性別とは無関係に成果に対して相応の評価が下る仕事なのであれば、それはストレスの少ない仕事と表現していいはずです。
職場の人間関係が良い
先ほどもお伝えした通り、男性に比べると女性のほうが、人間関係で悩む傾向にあります。実際のところ、仕事自体は好きになれているとしても、人間関係で問題を抱えていれば、それはストレスのない仕事ではなくなる事でしょう。
特にこれまで仕事をするにあたって人間関係で苦しんだ経験がない人は、ご自身が他者との関わりにより精神的疲労を溜めやすい気質であると自覚していない可能性もあるので気をつけましょう。
自宅でも仕事ができる
他人とのコミュニケーションが最小限で済みますから、在宅ワークをチョイスすれば仕事のストレスの大半がなくなるという人もいるでしょう。
会社勤めをしていてもリモートワークができるケースもあります。また、個人事業主になれば100%在宅で完結させることも可能になる事でしょう。
ストレスのない仕事ランキング【女性版】
続いては女性向けのストレスの少ない仕事を挙げていきます。これも男性とは大幅に異なります。
ストレスのない仕事 第1位 事務職
ストレスの少ない仕事の代表格です。デスクワークが基本ですから、体力に自信がない方でも問題ありません。無理なノルマも課せられず、仕事もマニュアル化されているケースが多く、さらには残業も少なめです。
ストレスのない仕事 第2位 コールセンタースタッフ
コールセンターの業務にはアウトバウンド(自分からお客にTELをする)と、インバウンド(客のTELを受ける)があります。いずれも客と直接顔を合わせるわけではありません。ストレスの少ない業務内容ではあると言えるでしょう。
また、ヘアスタイル・ファッションも自由であるケースが多いという点も、女性にとっては嬉しいのではないでしょうか。
もちろんコミュニケーション能力が必要な仕事ではある事は確かですが、それもマニュアルになっていますので心配はいりません。
ストレスのない仕事 第3位 薬剤師
医者の処方箋通りに薬品の調合をしたり、利用者に対して薬品に期待できる効果や摂取方法などを説明したりする仕事です。
病院のみならず薬局で活動する事も可能ですから、地方でも転職しやすいという利点があります。そして、ノルマもなく、力仕事もほとんどありませんから、結婚・出産してからでもパートタイマーとして継続しやすいと言えます。平均年収も高め(460万円ほど)です。
ストレスのない仕事 第4位 ウェブデザイナー
ウェブサイトのデザインをする仕事です。もちろん在宅ワークも可能です。まずは会社に所属するウェブデザイナーとして働き、経験を積んでからフリーランスになるのがセオリーです。
フリーランスになることができれば、子育てや家事との両立もしやすくなります。もちろん状況によってはフリーランスにならないのも良いでしょう。
ちなみにデザインよりも文章を書くほうが好きという女性は、男性向けのところで解説したウェブライディングに挑戦する事をおすすめします。
ストレスのない仕事 第5位 経理
決算の前などは仕事が増えますが、それ以外のタイミングでは意外と落ち着いており、有給休暇も取得しやすい傾向にあります。また、ノルマが課せられることもほとんどありません。そしてルーティンワークですから淡々と取り組むことができます。
さらには、顧客と顔を合わせる機会も少ないですから、全体的にストレスの少ない職種であると言えるでしょう。
ストレスのない仕事 第6位 企画職
時間の自由が効きやすく、個人の裁量に左右されるところが大きい仕事です。そのため、働きやすく、かつやり甲斐のある仕事を求めている女性におすすめです。
ただ、基本的にルーティンワークではないですから、淡々とした業務を好む人は慎重に検討しましょう。
ストレスのない仕事 第7位 クリーニング店スタッフ
クリーニング店のスタッフは、客が渡してきた衣類の分類、クリーニングを終えた服のお渡しなどの仕事をします。また、ボタン付けやクリーニング前の下準備などの作業をする店もあります。
シフト制の店もたくさんあるため働きやすく、残業が発生する事もまずありません。また、スキルがなくても挑戦できます。したがって転職活動者には意外と人気のある仕事です。
ストレスのない仕事 第8位 データ入力
男性向けのところでも挙げましたが、女性にもデータ入力は、ストレスのない仕事としておすすめです。
繰り返しになりますが、各種データをパソコンなどのデバイスに入力していくことになります。在宅でできる場合もありますので、転職活動をする際は検討してみてはいかがでしょうか。
ストレスのない仕事 第9位 受付
来客対応などをする仕事です。来客者の名前や訪問目的をチェックしたり、来客記録の管理をしたりします。
TEL応対などもする事が多いですが、原則として座り仕事ですから体力に自信がない方にもおすすめです。また、基本的に仕事の詳細がマニュアル化されていますから、メンタル的な負担も少なくて済む事でしょう。
もちろんコミュニケーション能力は求められますが、相手に対して何かアイデアを出したり、専門的な質問に答えたりするような場面は基本的にありません。
ストレスのない仕事 第10位 地方公務員
男性向けのところでも紹介した仕事ですが、女性で転職活動をしている人にも地方公務員はストレスのない仕事としておすすめです。
ただ、先ほどもお伝えした通り地域や部署によって業務内容が異なりますので、転職活動の際には必ず事前にチェックしなければなりません。
ストレスのない仕事に転職するためのステップ
続いてはストレスの少ない仕事に転職するための方法を、ステップごとに解説していきます。いきなり転職サイトを見るなどしても、上手くいかないかもしれないので気をつけてください。
今の仕事が合わないと思うストレス要因を洗い出す
仕事に対してストレスがあると言っても、その理由は人によって違います。ですから、まずはご自身が何にストレスを感じているのかを紙に書き出してみましょう。
もちろん人間関係、ノルマ、納期など定番のものもあるでしょうし、通勤時間が長いなど比較的挙がりにくいものがストレスになっている人もいるはずです。
とにかく負担が少なそうな仕事をしたいとだけ考えて転職活動をしても、行き詰まる場合が多いです。ですから必ずこの書き出し作業をしてください。急がば回れです。
ストレス要因に順位をつける
ストレスの理由を一通り書き出しましたら、ご自身で順位をつけてみてください。世間でよく言われていることではなく、自分の置かれている状況や日々の気持ちなどに重点を置いてランク付けすることが大事です。
順位づけができると、どのような仕事であれば自分にとってストレスがないのかが見えてくることでしょう。
ストレスのない仕事の業界分析を行う
ストレスが少ないと思えて、かつ興味・関心を抱ける会社があるのであれば、その業界の分析をしてみましょう。特にこれらについて調べることをおすすめします。
- 業界の市場規模
- 業界のトレンド
- 業界大手の会社はどこか
- 業界の将来性
そして業界全体の傾向や現状を掴むことができたら、各会社についてもリサーチしてみましょう。これらに重点をおいて調査することを推奨します。
- 会社のランキング
- 業界内の平均利益率
- 会社同士の提携状況
- 業界の推移
また、会社のウェブサイトを見て、具体的な仕事内容、理念、社風なども調べておくと良いでしょう。
口コミを確認
転職会議、キャリコネ、Openworkなどの口コミサイトを利用して、関心のある会社の口コミも調べておきましょう。仕事を続けていくにあたってストレスになり得る要素は、その会社のウェブサイトなどを確認するだけでは見えてこない場合が多いからです。
ただ、全ての口コミが真実であるとは限りませんから、一つくらいマイナスの内容の口コミがあっても鵜呑みにしないようにしましょう。ですが、同じような趣旨の口コミが複数あるのであれば信頼性が上がります。
離職率をチェック
転職活動をする上では、離職率を確認することも大事です。その中でも特に3年離職率が重要な指標となります。3年離職率の平均値は3割程度ですから、それよりも極端に高い企業は要注意です。
また、ストレスのない仕事を探しているのであれば、3年離職率が低いことを優先して転職先を決めることをおすすめします。
ちなみに転職率は、転職エージェント、ハローワークの求人票、就職四季報などで調べることができます。
疑問は事前に解決する
ここまで解説した方法で丁寧にリサーチしたとしても、ご自身がストレスを覚えやすいことに関してはっきりとは見えてこない部分もあるはずです。
そういったときは面接においてできるだけ質問をして解決することを推奨します。また、採用担当者に聞けば、先ほど話題に出した離職率も教えてくれます。
ただ、転職活動経験者であればご存じだと思いますが、選考のときにあまり踏み込んだ質問をするとイメージが下がる恐れがあります。いくらストレスのない仕事を探しているとしても、転職活動が終わらないのでは困ります。
ですから、内定が出てから聞いたり、転職エージェントを活用したりすることをおすすめします。
転職エージェントへの相談も視野に入れる
ただ、現在の仕事をしながら諸々のリサーチをするのは困難でしょう。ですから、転職エージェントを利用することを推奨します。
そうすれば時間を節約できますし、会社の労働環境、人間関係、全体的なムードなど、通常では調べにくいことも教えてくれます。
もっと踏み込んで言うと、不特定多数の人間と関わることになるのか、結局のところどのような雰囲気なのかなどを、事前に把握できるのです。
また、転職エージェントは独自の求人情報(一般的な転職サイトは公開していない求人という意味)も保有していますから、転職活動の幅が広がります。そして業界に詳しいエージェントであれば、より濃い情報を教えてくれる可能性もあります。
さらには、自分でも行えるストレスの少ない仕事はどのようなものかなど、ある程度漠然とした相談にも応じてくれます。
ストレスのない仕事を探すなら!登録すべき転職エージェント
それではストレスの少ない仕事を見つけるためにおすすめの転職エージェントを挙げていきます。
今回紹介したストレスのない仕事の中には人気が高いものが多いため、自力だけで活動すると難航する可能性があります。エージェントを活用して効率よく転職しましょう。
リクルートエージェント
公開求人数が36万件超、非公開求人(登録後閲覧可能)も含めると60万件超であり、これは業界ナンバーワンの多さです。また、地方での転職にも強いです。
サポート体制の質が高く、業界トップレベルの転職支援実績がありますので、ストレスのない仕事を探しやすいと言えます。
マイナビエージェント
20代に特化した転職エージェントです。リクルートエージェントに比べると求人数は少ないですが、首都圏の20~29歳に絞って言えば満足度ナンバーワンとなっています。また、もちろん30代以上の人でも利用できます。
エージェントによって持っている求人などが違いますから、リクルートエージェントとマイナビエージェントの両方に登録するのもいいでしょう。
ストレスの少ない仕事まとめ
ストレスの少ない仕事に転職する方法、ストレスのない仕事の具体例などを男女別に紹介しました。ですが、いきなり具体的な転職活動を始めるのではなく、まずは現在の仕事のどのような部分にストレスを感じているのか振り返ることが重要です。
そして、浮かび上がってきた諸々のストレス要因に順位づけをしましょう。すると、自分自身がどのような職種・会社に転職すればのびのびと仕事をする事ができるのかが見えてくることでしょう。