看護師のみなさんが転職を検討する場合、多忙な中で独力だけで案件を探すのは本当に大変な作業です。現在は、看護師案件に特化した、あるいは看護師案件を豊富に取り扱う転職サイトを利用する方法が一般的になりつつあります。
しかしサイトの数も多くて、どれに登録しようか迷ことも多いはずです。そこでドリームマッチは看護師転職サイト選びに役立てていただく目的で、現役の892人の看護師の方々にアンケートを実施しました。
ここではその結果をもとにしたランキングをはじめ、看護師の方々の生の声を伺う中で知り得た情報を分析した上での看護師転職サイトの選び方、そして転職活動に際しての基本情報なども織り込んだ記事として充実した内容をお届けします。
看護師892人が選んだ!転職サイト人気ランキングTOP3

まずは看護師892人の方々のリアルなアンケートにもとづいた、看護師転職サイトおすすめ人気ランキングTOP3をご紹介します。
第1位 看護roo!
総勢892人の看護師の方々によって選ばれた、看護師転職サイトの堂々の1位は「看護roo!」です!いろいろ不安がある方や、サイトからのサポートを積極的に受けたい方には打ってつけの転職サイトです。「看護roo!」には下記のような特徴があります。
- 面接対策や条件交渉のサポートが充実している
- 全国レベルで求人数が潤沢に選べる
- 関東・東海・関西地方の都市部の求人が特に充実
- 介護施設の求人がたくさんある
「看護roo!」は面接対策や条件交渉にとても力をいれています。利用者のコメントをご紹介しておきます。
看護師Kさんの場合
『面接を受けるにあたっての前日までの準備などを、とても細かく親切に教えてくれました。しかも面接の当日は同行してくれたのです!私からは切り出しにくい給与の交渉もしてくださったのには驚きました。おかげで採用されましたし、その後も順調に働けてるかを気にかけていただき、連絡をいただいています』
転職活動が不慣れな場合で何も分からなくても、安心して活動に励むことができる強い味方です。また、「看護roo!」は介護施設の求人が豊富という特徴もあります。
看護師Fさんの場合
『担当者の方は、こちらの話をすべてにおいてしっかりと聞いてくださいました。そのうえで要望に見合う提案をして下さったのでとてもありがたかったです。病院しか考えてなかったので、介護施設という提案を伝えられた時に、はじめはピンときませんでした。しかし、さまざまな条件を考え合わせると、むしろ私にとって理想的な職場かもしれないことに気がつきました。さすがプロフェッショナルと感動したものです。提案してもらって採用された施設で、ずっと快適に働いていますよ!』
「看護roo!」は介護施設の求人に関して全国に対応しています。介護施設を希望する人にはもちろん、病院でこれといったところが見つからない場合の選択肢としても有効です。
気になる公開求人数は5万件以上あります。とりわけ関東・東海・関西地方の都市部に関しては力を入れているようです。関東・東海・関西方面で働きたい方は、ぜひ一度求人情報を確認されてみるのもよいでしょう。
また、「看護roo!」の登録者になると、看護師転職用の無料ガイドブックをもらうことができます。看護師転職に関して不安や疑問を持つ場合に、それをクリアにするために役立ちます。とてもしっかりした内容なので、ぜひ手に入れたほうがよいでしょう。
気をつけていただきたいのは、中にはあまり対応がよくない担当者もいるということです。相性ということもあるでしょうから、合わないと思ったらまったく遠慮せずに、担当者の変更を願い出ましょう。
運営会社 | 株式会社クイック |
対象地域 | 全国全国 |
オフィス | 全国4ヶ所(東京・大阪・名古屋・横浜) |
公開求人数 | 約5万 |
公式ページ | https://www.kango-roo.com/career/ |
第2位 看護のお仕事
892人によって選ばれた看護師転職サイトの第2位は「看護のお仕事」です!
「看護のお仕事」は看護師転職サイトをはじめて利用する人に向いています。また、主に派遣の求人を希望している人にもおすすめできます。
「看護のお仕事」には下記のような特徴があります。
- 顧客満足度が非常に高い
- キャリアプラン作成を手伝ってくれる
- 【派遣版】で派遣の求人にフォーカスできる
キャリアプランの作成はとても大事な作業です。キャリアが明確な人には要望に合う病院などの医療施設を探してくれます。また、キャリアが不明確な場合もあるでしょう。そんなときには過去の経験から適切なキャリアプランを提案してくれるので大助かりです。
個別の求人に関して、良い面だけでなく悪い面もきちんと教えてくれます。離職率やスタッフの雰囲気なども重要な情報ですから、参考になります。
また、顧客満足度が高いのは素晴らしいことです。民間の調査によると「友達に勧めたいランキング」「アドバイザーの対応満足度 」「サービス満足度 」などでそれぞれトップを獲得しています。
さらにユニークな特徴として【派遣版】があることです。文字通り「看護のお仕事」の派遣にフォーカスしたものです。派遣求人を探している場合はぜひ、「看護のお仕事【派遣版】」の中の求人もチェックしてみましょう。
ただし、中には下記の例のような信頼に欠ける担当アドバイザーもいるようです。そんな場合は担当者を変えてもらうのもひとつの方法です。
看護師Gさんの場合
『明日電話しますからといわれたものの、連絡のないまま数日過ぎました。それで担当者を変えて持っらたら、とてもよい人に当たって、親切にさまざまなアドバイスをもらえて、結果として思った通りの職場に転職することができました!』
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
対象地域 | 全国 |
オフィス | 全国12ヶ所 |
公開求人数 | 約8.5万 |
公式ページ | https://kango-oshigoto.jp |
第3位 マイナビ看護師
さて、看護師の方々総勢892人が選ぶ看護師転職サイトの第3位は「マイナビ看護師」です!20〜30代の看護師に特化した転職支援サービスを展開しており、運営元はリクルートと並んで転職業界の最大手であるマイナビグループです。
「マイナビ看護師」の運営スタッフは医療機関をコンスタントに訪れて、職場の環境やシステムの理解に勤めています。その成果もあって、職場の雰囲気や具体的な情報を知ることができ、利用者のニーズに見合った求人が見つけやすくなっています。
姉妹サイトの「マイナビドクター」「マイナビ薬剤師」などもあり、医療関係の求人には強みを持っていることがわかります。求人数が約3万7000件を数え、全国各地に求人を保有しています。地方の転職志願者の方々も安心して利用ができます。
転職に関してはマイナビ独自のノウハウもたくさん持っているので、実際の転職活動において参考にできることがいろいろとあります。892人の看護師に対して行った転職サイトのアンケートの結果においても、「マイナビ看護師」はかなり高評価でした。
メリットとしては求人数が多く、ニーズに合う求人が見つけやすいことや、看護師向けコンテンツがかなり充実していることです。他にも地方からの相談であっても、面談をしてもらうことが可能です。
デメリットとしては、担当者によっては連絡がしつこいという場合があるようです。また、求人の中には多少質が劣る案件も混じっているようです。
おおむね高評価が多い「マイナビ看護師」の利用者の声をご紹介します。
看護師Rさんの場合
『2〜3ヶ月くらいで入職できればいいなと考えて登録したら、すぐに連絡が来ました。驚いたのは3日も経たないうちに面接を受けられたことです。それから4日後に採用が決定しました。面接に同行もしてもらえました。緊張はしましたが、安心感があってきちんと受け答えもできました。 私の条件を考慮した就職先を選んでもらえて、満足のいく医療機関に入職することができて感激です』
看護師Bさんの場合
『複数の転職サイトに登録した中で、最も早くコンサルティングをしていただけたのが、このマイナビ看護師です。他社以上に自分の希望に沿った条件の職場を紹介してもらったので、とても納得のいく転職ができました。担当者の方の親切で丁寧な対応にも感謝しています』
運営会社 | 株式会社 マイナビ |
対象地域 | 全国 |
公開求人数 | 約3.7万件 |
公式ページ | https://kango.mynavi.jp/ |
看護師転職サイトから得られる5つのサポート!

看護師転職サイトに登録することで受けられるサポートは、一体どのようなものがあるのでしょうか?詳細においては各サイトによっての違いがありますが、大枠としてのサポートは5つに分類できます。それぞれを見ていきましょう。
情報のサポート
転職サイトはあなたの要望に沿った求人情報を紹介してくれます。その中で興味を惹かれるものがあれば、転職サイトの担当者が応募手続きを代行してくれます。このときに、転職サイトだからこそ知り得る医療機関の内部の事情なども知ることができます。
また、転職サイトがサポートしてくれるのは、何も案件情報だけではありません。自分の内面の情報に関しても、サポートしてくれます。いわゆる「自分の棚卸し」に関してです。
転職サイトを使わずに1人で活動をやろうとすると、現状の不満や自分のスキル、今後のキャリアプランなどを冷静に整理することが難しいのです。
「自分の棚卸し」ができていないと、転職活動が思わしくない方向に進んでいくおそれがあります。そうならないためにも、転職サイトの担当者に相談して内面の情報を整理しましょう。
条件選択のサポート
転職を考えている看護師の方にとって、転職先を探す段階での担当者との希望条件のすり合わせが大切です。
転職サイトに登録をすると、その転職サイトの担当アドバイザーから連絡が来ます。条件をしっかりと伝えておくことで、あなたの要望に応じた求人案件を紹介してくれるようになるのです。
例えば、下記のような外せない条件があれば、早い段階で伝えておきましょう。
- 給与や一時金(ボーナス)の水準
- 夜勤や休日などの働き方の希望
- 勤務場所(立地や使う交通機関)の希望
- 具体的な医療機関のタイプ(大学病院など)の希望
選考のサポート
転職サイトはあなたの活動が選考段階に入ったときには、履歴書作成や面接対策など、選考をパスするためのサポートを力強くしてくれるでしょう。
あなたが応募先に採用され、入職することができて初めて転職サイトには紹介先からの「紹介料」が発生します。そのため、応募先を紹介するだけではなく、積極的に選考をパスするためのサポートをしてくれるのです。
中には、担当アドバイザーが面接に同行してくれるような転職サイトもあります。また、条件面の交渉などもあなたに代わって担当アドバイザーが行ってくれます。希望する内容をきちんと伝えておきましょう。
非公開求人の紹介サポート
転職サイトはネット上などで公開されている求人以外にも、非公開の求人情報も持っています。転職サイトの利用者にとって、非公開求人は好条件のものが多いのです。
公開されれば応募者が殺到するような、好条件の非公開求人を知ることができるサポートはありがたいものです。
内定後のサポート
あなたが活動に成功し、内定した後も転職サイトのサポートは続きます。
主に下記のような項目で、内定後も手厚く応援してくれます。
- 入職先との条件の調整
- 入職に関する手続きの代行
- 現在の職場との退職交渉をサポート
このように、内定が決まった後もさまざまなサポートをしてもらえて、面倒な手続きもほとんど代行してくれるのです。転職サイトによりますが、入職後も何か不都合があれば気軽に相談できるような体制を整えている転職サイトもあります。
看護師転職サイト利用大成功への5つのSTEP

看護師転職サイトを利用して、転職活動に成功をするための5段階のSTEPを確認しておきましょう。
STEP1:サイト登録
一番初めにすることは、利用する転職サイトへの登録です。各サイトのオンライン登録フォームで、必要事項を間違えずに入力しましょう。
中には電話登録を受け付けているサイトもあります。転職サイトによって、掲載される求人の傾向は違いますし、担当アドバイザーとの相性がしっくりこないこともあります。
よって、できるだけ複数の転職サイトに登録しておきましょう。また、サイトによっては転職に成功することでお祝い金がもらえる特典もあるため、最低でも2〜3サイトには登録しておきましょう。
STEP2:ヒアリング
転職サイトへの登録が済むと、担当アドバイザーから連絡が入ります。速やかに転職活動に入りたいのであれば、ヒアリングを先延ばしにせずに、はやく実施してもらいましょう。
ヒアリングにおいては現在の職場の状況はもちろん、転職先に希望する条件、転職したい理由などが質問されるので、率直に答えましょう。中途半端なヒアリングになると、せっかく転職できても後になって希望とは異なる職場だったなどということが起こります。
そういう無駄な活動を、避けるためにもヒアリングは正直にすべて伝えましょう。また、希望すれば担当アドバイザーに、オンラインではなく直接会ってもらえる場合もあります。
STEP3:求人紹介
担当アドバイザーがあなたからのヒアリングを元に、希望の条件に沿う求人を紹介してくれます。複数案件が提案されることが多く、紹介された求人案件の中に自分が本当に応募したいものがあるかを念入りに確認しましょう。
もちろん、これという求人がなければさらに他の案件を探してもらうことが可能です。
STEP4:応募
提案された求人案件の中で、ぜひ応募したいと思える求人があれば、担当アドバイザーに伝えましょう。アドバイザーの方で面接の手続きを代行してくれます。
STEP5:選考
面接日程が決まれば、面接を受けるための準備や対策に取り組みましょう。担当アドバイザーから応募先の病院や医療機関に応じた、面接対策の指導が行われます。
STEP6:入職
首尾よく内定が出た段階で、担当アドバイザーがあなたに代わって先方と条件交渉をしてくれます。給与面、休日面などのと要望があれば担当アドバイザーにしっかりと伝えておきましょう。
条件に合意できたらいよいよ入職です。新しい職場への入職手続きはもちろん、現職の退職手続きもサポートしてもらえるので助かります。
看護師転職活動の必要不可欠な4つの準備

ここでは転職サイトのことから一旦離れて、看護師としての転職の活動に必要不可欠とされている4種類の「準備」に関して、詳しく触れておきましょう。準備の仕上がり次第で書類審査や面接などの選考の結果が変わってくると考えて、しっかり対応してください。
準備1:転職に必要な書類
転職の選考において提出を求められる書類は、下記の5種類です。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 看護師免許証
- 源泉徴収票
- 健康診断結果
それぞれの書類について少し詳しく触れておきましょう。
履歴書
履歴書はあなたの学歴から社会人になってからの職歴、あるいは志望動機や資格、特技などを記載して、あなた自身を知ってもらうための重要な書類です。
どのような職場であれ、応募する際には必ず提出を求められる書類です。用紙は文具店やコンビニ、書店などで購入することができます。
可能な限り空欄がないように、すべての項目を記載するようにしましょう。パソコンでの作成も可能です。どちらかといえば、手書きの履歴書の方が好印象をもたれやすいようです。
職務経歴書
職務経歴書は履歴書にも簡潔に記載している、看護師の経歴をさらに詳しく記載するものです。これが必要かどうかは、応募先によります。必ずしも必要とされる書類ではありません。美容外科や企業立病院では提出が必要とされることがあります。
こちらの用紙も、文具店やコンビニ、書店で購入できます。履歴書同様に、パソコンで作成したものよりも手書きの方が印象がよいようです。
看護師免許証
看護師を採用する医療機関は、採用した応募者に看護師の資格が本当にあるのかを確認するのは当然です。看護師免許証の原本あるいはコピーの提出が求められます。
看護師免許証はB4サイズですが、A4などに縮小はしないでB4サイズのままでコピーするようにしましょう。
源泉徴収票
源泉徴収票は新しい職場で年末調整をしてもらうために必要な書類です。自分で確定申告をする場合は不要です。普通は雇用側が年末調整を行うので、提出が必要になります。現在の職場に、退職の前に源泉徴収票を発行してもらう必要があります。
健康診断結果
健康診断結果は、看護師が健康上の問題がなく仕事ができるかを確認するために必要な書類です。こちらは必ずしも提出を求められのではありませんが、多くの病院が必要書類に指定しているようです。
提出する場合は、常識的に1年以内に受診した健康診断結果がよいでしょう。
準備2:面接時の服装と持ち物
面接時の適切な服装や身だしなみ、必要となる持ち物をご紹介します。事前に余裕を持って準備しておきましょう。
面接時の持ち物
面接時の持ち物は、下記の7点です。
提出書類(前述の履歴書・職務経歴書・看護師免許証のコピー・健康診断書などの応募先から提出を求められているもの)
- 筆記用具(ボールペン・シャープペンシル・消しゴム)
- 印鑑
- メモ帳
- 腕時計
- ハンカチ・ティッシュ
- 病院の資料や履歴書・職務経歴書のコピー(移動中に確認するため)
面接の当日に忘れないよう、 前日にきちんと揃えておきましょう。
面接時の服装と身だしなみ
面接当日の本番において、服装や身だしなみは第一印象を決める大きい要素です。表情も大事ですが誰しも緊張していることは面接官は理解しています。よって、準備の不可能な表情ではなく、準備ができるはずの服装や身だしなみはチェックされる対象と考えましょう。
スーツ
スーツの色はチャコールグレーやダークネイビー、ブラックが好ましいです。以前に就職活動をしていた時に着用していたリクルートスーツがあるなら、それでも問題ありません。
バッグ
バッグは ブラックの肩掛け式のものが好ましいです。サイズ的にはA4版の書類が入る大きさを選びましょう。
アクセサリー
アクセサリーは できるだけ身に付けないのが無難です。もし身につけるのであれば、地味目でシンプルなものにしましょう。
メイク
派手なメイクはおおむね面接官によくない印象を与えてしまいがちです。メイクはできるだけ ナチュラルな仕上がりにしましょう。
髪型
髪が長い場合は顔にかからないように、きれいにまとめましょう。髪の色が明る過ぎる場合はダークに染め直した方がよいでしょう。
準備3:面接の質問に備える
面接で問われがちな定番的な質問があります。それらには、あらかじめどう答えるかを準備しておきましょう。よく問われる質問代表的な質問は下記の4種類です。
- あなたの志望動機は何ですか?
- 現在の職場をなぜ辞めたいのですか?
- 当院であなたがやりたい仕事は何ですか?
- あなたの方から何かご質問はありますか?
『あなたの志望動機は何ですか?』
志望動機は必ずといってよいほど、問われる質問です。志望動機と自分の経験や長所・知識・スキルなどを紐付けて答えるのがよいでしょう。結果的に自分のアピールにつながります。
『現在の職場をなぜ辞めたいのですか?』
退職理由を問われたら、できるだけマイナスの理由ではなく、プラスの理由を答えましょう。
例えば実際には残業が多過ぎるのが退職理由かもしれません。しかし、本音を答えるのは控えましょう。または、マイナスの理由でもできるだけプラスな理由に聞こえるよう、伝え方を考えておきましょう。
『当院であなたがやりたい仕事は何ですか?』
応募先の医療機関でやりたい仕事の内容を問われることが多いです。この質問の狙いは募集している業務と応募者がやりたい業務が一致しているかどうかを確認することです。
応募先の病院が求めている業務の内容をよく理解した上で、答え方を準備しましょう。そしてあなたが持つ経験やスキルが、その仕事に活かせることをアピールするとよいでしょう。
『あなたの方から何かご質問はありますか?』
ほとんどの選考面接で、最後に逆質問があります。この時に、特にありませんなどと答えるようではいけません。本当にこの職場を志望しているのかと疑われてしまいます。
ただしなんでも聞けばいいわけではなく、調べれば簡単に分かるようなことや、ネガティブな内容である離職率や辞めた看護師の退職理由などはNGです。
自分の強みと絡めた質問が、アピールにもなって有効です。
「私は〇〇◯を数多く経験し、それに関するスキルが身についたのですが、貴院ではそれを生かせる部署がありますでしょうか」などのように質問すると、自分の強みを嫌味なく伝えられます。
他には病院の公式ホームページをチェックして、前向きに気になる項目を事前に質問として準備しておきましょう。逆質問のよい例を挙げておきます。
「ご縁があり採用いただけた際に、私があらかじめ勉強しておく方がよいことはありますか?」
「支障がなければ、入職後にどのような流れで現場の業務に携わかを教えていただけますか?」
準備4:退職意向の報告
現在の職場に退職を伝えるタイミングは 退職希望日の2〜3ヶ月前がよいでしょう。病院側としては看護師が減ると人員のシフト調整をしなければなりません。退職する直前に伝えると、職場の方々に迷惑がかかるので気をつけましょう。
法的には2週間前までに伝えれば問題ないのですが、円滑に退職するためにはできるだけ早めに伝える方がよいでしょう。
参考になる!892人による看護師転職サイト採点表

看護師向けの転職サイトはびっくりするくらい数多く存在しています。多すぎて迷ってしまい、選びにくいという声もよく聞かれます。
しかしサポートの姿勢や求人数もそれぞれ違うので、選び方を次第では登録しても活用できない場合もあります。
ここでは看護師さん892人にアンケートをとって、各人が使ってみた転職サイトを下記の3つの面から採点してもらいました。
総合評価:あらゆる面を考慮しての総合的な満足度
案件の質と量:案件の質と量の両面からの評価
サポート体制:サポートが欲しい状況で適切なサポートを受けられたかどうかの評価
上記の3つの指標から実際の利用者からの声を分析した結果を、表にして評価が高かった順にランキングをつけました。特に優れた4.0以上の評価は◎、優れている3.5以上の評価を◯で示しています。
ランキング | 総合評価 | 案件の質と量 | サポート体制 |
1位:看護roo! | ◎ 4.5 | ◎ 4.3 | ◎ 4.7 |
2位:看護のお仕事 | ◎ 4.2 | ◎ 4.5 | ◯ 3.9 |
3位:マイナビ看護師 | ◎ 4.0 | ◎ 4.1 | ◯ 3.9 |
4位:ナース人材バンク | ◯ 3.9 | ◯ 3.6 | ◎ 4.2 |
5位:医療WORKER | ◯ 3.8 | ◯ 3.7 | ◯ 3.9 |
6位:ナースではたらこ | ◯ 3.7 | ◯ 3.5 | ◯ 3.9 |
7位:MCナースネット | ◯ 3.65 | ◯ 3.9 | 3.4 |
8位:スーパーナース | ◯ 3.6 | ◯ 3.7 | ◯ 3.5 |
9位:ナースコンシェルジュ | ◯ 3.55 | ◯ 3.6 | ◯ 3.5 |
10位:美容外科求人ガイド | ◯ 3.5 | ◯ 3.5 | ◯ 3.5 |
11位:ナースJJ | 3.4 | ◯ 3.5 | 3.3 |
12位:本気de転職 看護師 | ◯ 3.25 | ◯ 3.3 | ◯ 3.2 |
13位:看護プロ | ◯ 3.2 | ◯ 3.3 | ◯ 3.1 |
14位:ナースAGENT | 3.1 | 2.5 | ◯ 3.7 |
15位:ナースパワー | 3.0 | 2.8 | 3.2 |
看護師転職サイト選びで絶対に失敗しないための3原則

先にご紹介した表でわかるように、転職サイトごとに利用者の満足度はさまざまです。実際にサイトもご覧になって、ご自身に合うサイトを選ぶ際に、失敗しないためのポイントを3原則に絞り込んで解説します。
原則1:複数サイトに登録
先の「看護師転職サイト利用大成功への5つのSTEP」の中の「STEP1:サイト登録」でも少し触れましたが、複数のサイトに登録することは重要です。
求人サイトよって、当然掲載されている案件は同じではありません。それぞれの転職サイトで得意とするカテゴリーもあるので、1件だけに絞るのは得策ではありません。
また、転職サイトの中には転職活動に成功することによって最大で40万円のプレゼントがある「ジョブデポ看護師」のようなところもあるのです。少なくとも2〜3社程度は登録しておきましょう。
原則2:相性次第で担当者変更
直接のサポート役になる担当アドバイザーとの相性が合わないことも、実際に往往にしてあります。どうしても担当者が合わないと感じるのであれば、遠慮せずに変更を申し出ましょう。
転職サイトにもよりますが、きちんと理由を伝えることができれば、変更してもらえる場合が多いでしょう。言いづらいことかと思いますので、まずはメールで窓口に問い合わせをしてみましょう。
原則3:サポートを最大限に活用
転職サイトの最大のメリットは、転職活動をするあなたにに対して、いろいろなサポートを行ってくれることに尽きます。転職サイトによっては重要な書類である履歴書や職務経歴書などの確認もしてくれたり、選考面接に向けての対策や助言をくれたりします。
自分ひとりだけで転職活動に臨むことから考えれば、はるかに心強いサポートを提供してくれる転職サイトもあるのです。よって、転職サイトに登録したらどういうサポートがあるのかを確認し、可能な限り活用するようにしましょう。
看護師転職サイト利用で注意すべき2つの注意点とは?

看護師転職サイトを利用するに際して、あらかじめ注意しておいた方がよい点が2つあります。これらはどこの転職サイトでもありがちなことなので、それをもってその転職サイトがダメだと決めつけるのは早計です。まずは上手に対応する方法もご紹介しておきます。
注意点1:合わない提案
積極的な担当アドバイザーからの言葉にのせられて、自分と合わない提案を受けてしまい、そのまま誤った転職をしてしまうおそれがないとは限りません。
転職サイトが無償で手厚くサポートをしてくれるのは有難いことですが、それはビジネスとしてあなたが転職を決定することで、紹介先の医療機関から紹介料を得ることができるからに他なりません。
そのため、お互いの利害が一致して転職サイトは一生懸命に利用者のあなたをサポートしてくれます。
それ自体はよい関係性なのですが、担当アドバイザーの中には自分の成績のためやノルマに追われているために、何とかして転職を決めてもらおうとして、無理がある提案も含めて声をかける場合があります。
そうタイプの担当アドバイザーのペースに乗ってしまうと、本来の自分自身の理想から外れた軌道に入りかねません。そのような形で誤った転職活動にならないよう、重々注意しましょう。
注意点2:しつこい連絡
先の項目と関連しますが、担当アドバイザーに悪意はなくとも、連絡がしつこい場合があります。メールならともかく電話で頻繁に情報を提供してくる担当アドバイザーも中にはいます。
もちろんその中には有益な情報もあるでしょうが、あなたの生活ペースが乱されるとよくありません。これはしつこいと感じた場合は、はっきりと希望に合わない案件の紹介はもう結構ですなどと伝えましょう。
それでも伝わらない場合は、前述のように担当者を変更してもらうか、あるいは他の転職サイトで結果が出そうであるなどと伝えておけば、連絡はまず少なくなります。
リサーチした中の16位以下のすべての看護師転職サイト

今回、この記事を執筆するにあたり、総勢20社の看護師転職サイトを調査しました。その中で、先にご紹介したTOP3ならびにランキング15位に選ばれなかった看護師転職サイトも紹介しておきましょう。
「おすすめじゃない理由」と「こんな人にはいいかも?というワンポイントコメントも紹介しているので、興味があるサイトならすでに紹介している看護師転職サイトと併せて利用してみるのもよいでしょう。
転職サイト名 | おすすめじゃない理由 | こんな人にはいいかも? |
ジョブデポ看護師 | 中央中心でローカル拠点がなく 対面でのアドバイスは受けられない | メールやオンライン面談の やりとりのみでOKな人 |
ナースJJ | 看護師以外の関連した 求人案件はない | 転職の希望職種を看護師だけに 完全に特化してOKな人 |
ナースエージェント | 各利用者に個別の担当アドバイザーは 振り当てられない | 可能な限り多くの案件情報を 入手したい人 |
ナースジョブ | 対象となる地域が全国ではない | 兵庫・岡山・広島・福岡・ 北海道在住の人 |
ナースポート | 対象となる地域が全国ではない | 可能な限り多くの案件情報を 入手したい人 |
理想の職場を見極める4つのポイント

看護師として仕事をするにあたって、できればご自身の理想に叶う職場であって欲しいのは当然だと思います。応募しようとする医療機関が自分の理想に近いのかどうか、見極めるための4つのポイントをご紹介します。
ポイント1:規模感
医療機関の規模に対して看護職員数が少ないと、平均的な職場よりも忙しい可能性があります。日本看護協会はひとつの目安として、7対1の看護配置基準を設けています。
患者7人に看護職員1人が対応するというバランスです。応募先の病床数を確認して、看護職員の頭数が適正な割合で配置されているかを確認しておきましょう。
ポイント2:職場の風土
職場の風土は働きやすさに反映する重要なポイントです。転職サイトを利用することで担当アドバイザーに医療機関の表面だけではなく、内情を聞くことができます。
そこから職場の風土が想像できることもあるので、実際に見学もしてみて現場の体感も含めて自分に合う風土かどうかも見極めましょう。
ポイント3:収入
応募先の給与が看護師全体の平均と比較して、どのような位置付けになるのかも重要な部分です。しっかりと確認しておきましょう。給与は医療機関の設置主体、つまり国立や公立、財団法人などによっても違えば、病床の規模によっても違ってきます。
医療機関の設置主体という面から考えると、社会保険関係団体の給与が最も高い傾向にあります。それに次いで国立や公立、公的医療機関が比較的高くなります。また、病床の規模が大きいほど給与は高い傾向にあります。
まずは応募したい転職先の給与と、設置主体や病床の規模などを確認しましょう。参考に「公益社団法人日本看護協会」による看護師の詳細な給与情報を、全体と医療機関別ならびに病床規模別で表にしてご紹介します。
これらの情報と照らし合わせて、給与面が平均値と比べてどうなっているかを確認しておきましょう。平均よりかなり低い場合は、いわゆるブラックな職場のおそれがありますので要注意です。
自分でも資料を確認した上で、担当アドバイザーの意見や情報を聞き、相談してみましょう。
全体の給与額(税込給与総額)
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 2,988 | 199,894 | 189,200 | 198,350 | 209,500 |
同上 | 税込給与総額 | 2,988 | 263,551 | 240,763 | 264,200 | 286,000 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 2,777 | 206,608 | 195,000 | 206,400 | 215,078 |
同上 | 税込給与総額 | 2,777 | 271,381 | 250,000 | 272,072 | 293,198 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 2,983 | 244,445 | 222,010 | 247,000 | 263,113 |
同上 | 税込給与総額 | 2,983 | 322,111 | 295,000 | 321,600 | 349,612 |
設置主体別の給与額(税込給与総額)
【国】
厚生労働省(国立ハンセン病療養所等)・独立行政法人国立病院機構・国立大学法人・独立行政法人労働者健康福祉機構・独立行政法人地域医療機能推進機構その他
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 187 | 198,557 | 196,000 | 197,100 | 197,100 |
同上 | 税込給与総額 | 187 | 264,364 | 251,723 | 265,700 | 281,900 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 186 | 208,375 | 206,300 | 206,400 | 206,400 |
同上 | 税込給与総額 | 186 | 275,047 | 264,225 | 275,500 | 291,500 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 187 | 257,664 | 251,300 | 253,000 | 259,300 |
同上 | 税込給与総額 | 187 | 338,195 | 320,000 | 339,000 | 357,231 |
【公立等】
都道府県・市町村(一部事務組合を含む)・地方独立行政法人(公立大学法人を含む)
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 472 | 204,824 | 197,100 | 200,200 | 211,900 |
同上 | 税込給与総額 | 472 | 261,926 | 242,070 | 260,633 | 282,343 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 460 | 213,098 | 206,400 | 209,800 | 217,500 |
同上 | 税込給与総額 | 460 | 271,913 | 250,267 | 272,271 | 291,964 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 482 | 267,539 | 254,892 | 264,400 | 277,525 |
同上 | 税込給与総額 | 482 | 339,836 | 315,425 | 338,694 | 362,125 |
【公的医療機関】
日本赤十字社・済生会・厚生農業協同組合連合会・北海道社会事業協会
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 165 | 204,928 | 194,780 | 206,400 | 209,300 |
同上 | 税込給与総額 | 165 | 262,055 | 240,530 | 263,453 | 281,824 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 165 | 211,864 | 202,400 | 211,900 | 215,000 |
同上 | 税込給与総額 | 165 | 270,326 | 250,248 | 271,226 | 289,040 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 161 | 264,676 | 251,900 | 264,400 | 272,493 |
同上 | 税込給与総額 | 161 | 338,100 | 314,943 | 339,717 | 359,820 |
【社会保険関係団体】
社会保険関係団体(健康保険組合およびその連合会、共済組合およびその連合会、国民健康保険組合)
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 40 | 215,697 | 202,300 | 208,550 | 235,589 |
同上 | 税込給与総額 | 40 | 271,948 | 251,017 | 273,549 | 292,308 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 38 | 225,663 | 210,650 | 215,800 | 247,307 |
同上 | 税込給与総額 | 38 | 282,287 | 261,901 | 284,040 | 306,091 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 41 | 276,093 | 254,900 | 267,500 | 301,814 |
同上 | 税込給与総額 | 41 | 355,869 | 323,993 | 353,412 | 392,932 |
【公益法人】
公益社団法人・公益財団法人
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 92 | 201,103 | 188,350 | 200,010 | 210,150 |
同上 | 税込給与総額 | 92 | 263,165 | 242,275 | 262,750 | 290,500 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 88 | 206,603 | 193,223 | 206,248 | 217,400 |
同上 | 税込給与総額 | 88 | 269,542 | 251,673 | 270,000 | 298,375 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 89 | 245,060 | 226,950 | 244,600 | 256,000 |
同上 | 税込給与総額 | 89 | 319,181 | 300,535 | 321,875 | 340,122 |
【医療法人・個人】
医療法人(社会医療法人を含む)・個人
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 1,673 | 197,047 | 183,700 | 196,130 | 209,100 |
同上 | 税込給与総額 | 1,673 | 262,789 | 237,600 | 263,000 | 286,750 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 1,498 | 202,705 | 190,000 | 201,710 | 214,000 |
同上 | 税込給与総額 | 1,498 | 269,516 | 245,000 | 270,000 | 292,539 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 1,672 | 232,020 | 213,000 | 230,000 | 248,950 |
同上 | 税込給与総額 | 1,672 | 311,367 | 282,666 | 310,180 | 340,000 |
【その他法人等】
私立学校法人・社会福祉法人・医療生協・会社・その他の法人
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 338 | 202,793 | 191,400 | 201,350 | 211,900 |
同上 | 税込給与総額 | 338 | 268,427 | 250,375 | 268,695 | 290,046 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 324 | 209,102 | 198,075 | 208,100 | 219,863 |
同上 | 税込給与総額 | 324 | 276,300 | 257,075 | 278,076 | 296,513 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 328 | 251,361 | 229,250 | 250,700 | 273,075 |
同上 | 税込給与総額 | 328 | 329,681 | 298,825 | 331,552 | 359,965 |
病床規模別の給与額(税込給与総額)
【99床以下】
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 700 | 195,235 | 183,000 | 196,000 | 205,500 |
同上 | 税込給与総額 | 700 | 259,682 | 233,125 | 257,850 | 283,000 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 601 | 201,683 | 190,000 | 201,600 | 211,360 |
同上 | 税込給与総額 | 601 | 267,218 | 240,250 | 266,405 | 290,132 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 723 | 234,560 | 213,000 | 232,000 | 254,800 |
同上 | 税込給与総額 | 723 | 310,978 | 278,000 | 309,500 | 340,000 |
【100~199床】
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 1,029 | 198,783 | 187,000 | 197,900 | 209,150 |
同上 | 税込給与総額 | 1,029 | 262,469 | 240,000 | 262,392 | 285,660 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 948 | 204,809 | 192,125 | 205,200 | 214,475 |
同上 | 税込給与総額 | 948 | 269,629 | 248,000 | 271,110 | 291,829 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 1,013 | 239,198 | 219,350 | 239,700 | 256,850 |
同上 | 税込給与総額 | 1,013 | 316,425 | 291,150 | 317,000 | 343,744 |
【200~299床】
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 433 | 199,987 | 189,250 | 198,000 | 210,000 |
同上 | 税込給与総額 | 433 | 262,035 | 240,000 | 263,100 | 283,250 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 413 | 206,680 | 195,850 | 206,400 | 215,350 |
同上 | 税込給与総額 | 413 | 269,803 | 249,200 | 270,330 | 289,858 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 419 | 243,584 | 225,000 | 246,000 | 260,260 |
同上 | 税込給与総額 | 419 | 319,716 | 293,000 | 318,725 | 345,063 |
【300~399床】
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 328 | 203,508 | 195,900 | 200,200 | 213,838 |
同上 | 税込給与総額 | 328 | 267,874 | 246,367 | 269,254 | 288,029 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 326 | 210,239 | 202,675 | 208,995 | 219,093 |
同上 | 税込給与総額 | 326 | 276,199 | 254,575 | 278,490 | 298,500 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 335 | 254,718 | 240,500 | 255,900 | 270,000 |
同上 | 税込給与総額 | 335 | 334,389 | 310,500 | 334,546 | 356,864 |
【400~499床】
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 196 | 204,679 | 195,900 | 201,250 | 211,342 |
同上 | 税込給与総額 | 196 | 266,464 | 249,990 | 265,740 | 287,825 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 192 | 211,858 | 205,200 | 208,750 | 217,875 |
同上 | 税込給与総額 | 192 | 273,675 | 256,436 | 271,697 | 293,844 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 192 | 259,244 | 247,800 | 256,950 | 273,860 |
同上 | 税込給与総額 | 192 | 339,275 | 315,375 | 342,429 | 363,065 |
【500床以上】
件数 | 平均値 | 25%点 | 中央値(50%点) | 75%点 | ||
高卒+3年課程卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 270 | 207,592 | 197,100 | 205,600 | 217,500 |
同上 | 税込給与総額 | 270 | 272,443 | 255,500 | 274,033 | 291,560 |
大卒の新卒看護師 | 基本給与額 | 268 | 215,267 | 206,400 | 211,900 | 223,998 |
同上 | 税込給与総額 | 268 | 281,613 | 265,372 | 281,940 | 300,078 |
勤続10年の看護師(31~32歳、非管理職) | 基本給与額 | 268 | 268,190 | 253,850 | 264,400 | 280,700 |
同上 | 税込給与総額 | 268 | 349,454 | 324,624 | 348,524 | 369,800 |
引用元:看護職の給与データ(2018年版) | 日本看護協会
ポイント4:休日
看護師の仕事にとって、休日がきちんと取れるかどうかは重要な部分です。案件情報に記載されている休日は、その表現や書き方によって意味が異なります。
下記の3つの言葉は理解しておく必要があります。
- 4週8休
- 週休2日制
- 完全週休2日制
それぞれの言葉について、少し詳しく見ていきましょう。
4週8休
4週間(28日間)に休日が8日間与えられる体制です。年間にして104日間の休日が与えられる計算になります。その104日間には、休暇などは含まれていません。
休暇を含む年間で取れる全休日数は「年間休日」として記載されます。よって、4週8休の案件は年間休日を確認するようにしましょう。
週休2日制
月に1回以上の2日間休日が取れる週がある体制です。月に1回以上ということは、休日が1日間の週もあるということです。週休2日制の案件の場合は、月間で何日間の休日が取れるかも併せて確認しておきましょう。
完全週休2日制
毎週2日間の休日が取れる体制です。ただしあくまで週の間に2日間なので、土日が休みとは限りません。毎週土日が休日であれば「完全週休2日制(土・日)」のように記載されます。
看護師転職サイト比較3つのモノサシ

ここでは看護師の転職サイトを比較する基準となるものをあらためて紹介しますので、参考にしてください
口コミ・評判・ランキング
やはり実際に看護師転職サイトを利用した方々の口コミほど、リアルなものはありません。ネット上では簡単な検索で多くの口コミを読むことができます。ピンポイントで病院を絞り込んだ評判をチェックすることもできます。
しかしここで気をつけたいのが、どの業界でも同じですが極端にネガティブな口コミや、同じく極端に褒め過ぎている口コミには要注意です。競合の嫌がらせであったり、ステマ=自作自演のステルスマーケティングであったりするケースも存在します。
違和感を感じた情報は保留して、リアリティある口コミと評判に注目すれば、よい判断材料となるでしょう。
求人数
看護師転職サイトは、求人数が潤沢な方が選びやすくてよいのは当然です。また、求人数が豊富であれば、複数の候補を挙げて同時進行で活動を進めることも可能で、ときには有利な条件で交渉することもできます。
一方、必ずしも数の多さだけではありません。中には求人数は少なくても質の高い案件が多い転職サイトもあります。そのため、転職サイトは潤沢な案件数を持っているサイトを利用しつつ、カテゴリーが特化したような専門性が感じられるサイトも利用しましょう。
働き方のバリエーション
自分の理想とする職場探しにこだわって転職サイトを探す場合、働き方のバリエーションで比較する方法もあります。要するに正社員や契約社員や派遣看護師という働き方のカテゴリーにもフォーカスするということです。
さまざまな看護師転職サイトで比較してみると、正社員の案件がほとんどという転職サイトだけでなく、契約社員や派遣看護師の案件も豊富に取り扱っている転職サイトもあります。自分が希望している働き方が充実している転職サイトを選ぶとよいでしょう。
正社員
正社員として看護師の仕事をするなら、病院・クリニック・介護施設などに常勤することが基本となります。長期的なキャリアを形成したい方におすすめですが、フルタイム勤務が基本となります。
契約社員
看護師は契約社員として勤めることもできます。契約社員の多くは6ヶ月間程度の期間限定勤務なので、常勤ほど人間関係などのトラブルが起こるおそれはありません。しっくりいく職場なら契約の継続を相談することもできるでしょう。
派遣
派遣はパーソナルな生き方を重んじる雇用形態です。常勤よりも幅広いニーズに対応できるのがメリットです。次の職場が決まるまでのつなぎとして期間限定で勤務できる場合もあります。
あるいは特定のスキルを磨くために、専門性の高い職場で短期間だけ勤務することもできます。一定期間派遣でキャリアアップを図り、その後に正社員の仕事を探す考え方もあります。
看護師の悩み解決の有効な選択肢「転職」

看護師の仕事をされている方々には、看護師ならではの本当に様々な悩みが存在することかと思います。もとより人命に関わるゆえの、使命深き重要で大変な仕事に違いありません。
そんな仕事の中での悩みは、友人や周囲の方に相談して解決や解消することもあるでしょうし、なかなか根深くて解決できないこともあるでしょう。
そんな時には思い切って環境を変えてみることで解決できる場合も多いのではないでしょうか。そういう意味合いの転職というのも、悩み解決のひとつの有効な選択肢となる可能性があります。
どうにもならない悩みを抱えている方にとって、一度転職を検討されるのも道が開けるきっかけになるかもしれません。
転職サイトに対するFAQ

看護師転職サイトの利用者の方々が疑問に思いがちな項目を集めて、その回答をQ&A形式で解説しましょう。
Q:転職サイトと求人サイトとの違いとは?
A:看護師としての仕事を探すのに、転職サイトの他には求人サイトというのも存在します。求人サイトが転職サイトと決定的に違うのは、担当アドバイザーがつかないことです。
求人サイトのイメージとしては「タウンワーク」や「フロムA」のように求人が豊富に集められていて、自分で選んで応募できるサイトのことです。
公開されている案件の中から自分に合うものを見つけて、自分で応募し独力で選考を受ける必要があります。また、転職サイトならではの非公開案件はなく、基本的に公開求人のみなので、条件がよいものには応募者が殺到します。
Q:転職サイトの利用はなぜ無料?
A:転職サイトを利用者は無料で利用できますが、紹介された医療機関が紹介元の転職サイトへコミッションとして紹介手数料を支払います。転職サイト自体はその収益で運営ができるのです。
紹介手数料の相場は、応募し採用された看護師の年収を基準として、その2〜3割といわれています。年収400万円の看護師を紹介して採用につながった場合、80〜120万円程度を紹介元の転職サイトへ支払うことになります。
このように、転職サイトは紹介先からコミッションを受け取れるので、利用者は無料で利用できるのです。
Q:転職サイト利用で結果が出るとなぜお祝い金が出るの?
A:転職サイトを利用し転職が決まるとお祝い金が出る場合があります。これは前項と同じ理由です。紹介先から受け取る紹介料の一部を、利用者にお祝い金として還元するシステムになっています。
お祝い金を設定している代表的なサイトは「ジョブデポ看護師」「看護プロ」「ナースJJ」などです。
Q:転職先病院の内情はどこまで調べられるの?
興味がある医療機関の内情を、看護師の方が個人で調査するのは困難なことです。そこに見学に行って雰囲気は感じられても、実際に人間関係が良好か、休暇は取りやすいかなどは分かりません。
転職サイトの担当アドバイザーはよりよいマッチングを行うために、紹介先の内情をある程度把握していることも多く、労務に関するある程度詳細な情報を教えてくれます。
まとめ

看護師892人のアンケートにもとづいた転職サイトおすすめ人気ランキングTOP3〜15位、それ以下のサイトも含めての口コミ・評判や求人数などの情報、そして看護師の方々の転職活動に役立つ基本情報も盛り込んでたっぷりとお届けしました。
多過ぎて迷う看護師転職サイトも、これを読まれたあなたは何かしら基準が生まれて選びやすくなってのではないでしょうか。転職をお考えの看護師のみなさんにとって、ここでの情報がよりよき活動のきっかけになれば幸いです。