小規模保育園で後悔すること5選!働いて後悔しないための方法も紹介

小規模保育園で後悔すること

小規模保育園と大規模保育園のどちらで働くか、迷っている方も多いのではないでしょうか。

小規模保育園と大規模保育園でそれぞれ仕事内容や得られる経験・スキルは異なるため、自分にどちらが合っているのかわからない方も多いはずです。

そこでこの記事では、転職のプロとして実際に数多くの保育士の転職を成功に導いてきた「転職.jp」の編集部が、小規模保育園の特徴から働いて後悔することやメリットをご紹介しますので、自分が働く施設選びの参考にしてください。

目次

小規模保育園の特徴

小規模保育園は定員数が5人以上20人未満の0歳〜2歳児を預かる小規模施設です。元々は認可外保育園の位置付けでしたが、2015年の「子ども・子育て支援新制度」によって認可保育園として認められました。

小規模保育園ではクラス分けなどはなく、一人一人に合わせた適切な保育を行います。

満3歳の卒園後に受け入れ先として近隣の保育園や幼稚園との連携があったり、集団保育を経験させるための近隣の行事参加や園庭開放があったりなど、地域で協力し合いながら充実した保育活動を実現しています。

小規模保育園で働いて後悔すること5選!

実際に、小規模保育園で働いて後悔することにはどのようなことがあるのでしょうか。

小規模保育園で働いて後悔すること
  • 休みを取りにくい
  • キャリアアップができない
  • 広い園庭がない
  • 正職保育士の負担が大きい
  • 人間関係で悩むことも

それぞれ見ていきましょう。

休みを取りにくい

小規模保育園は児童の数が少ないこともあり、他の施設と比較すると保育士の配置人員も少ないので休みが取りにくいという特徴があります。

急に体調が悪くなっても代わりの人がいなければ出勤せざるを得ないケースも想定できますし、シフトの融通が効かない可能性も考えられるでしょう。

キャリアアップができない

0〜2歳児の保育がメインになるため、従来の認可保育園に比べて経験できる業務範囲が狭く、将来的なキャリアアップで苦労する可能性があります。

特に、将来的に大規模保育園で3歳以上の保育も幅広く経験したいという方は入職後に後悔する可能性があります

広い園庭がない

小規模保育園には広い園庭がないので、近隣の公園に行く機会が増えます。そのため、交通事故や事件に巻き込まれないように日々気を使い、体力や時間を消耗してしまう可能性があります。

万が一、不審者に絡まれるようなことがあったら大変なので気疲れしてしまいますよね。

正職保育士の負担が大きい

小規模保育園には無資格の方も勤めているため、必然的に有資格者に仕事の負担が偏るケースが考えられます。

何もかも引き受けてしまうと、気が付いた時には自分一人だけが大きな負担を背負っていて、心身ともに疲弊してしまうかもしれません。

人間関係で悩むことも

一般的に、働く施設を事前に吟味することはできても一緒に働く人を選ぶことはできません。

小規模保育園は保育士の人数が少ないため、特定の人とコニュニケーションを取る機会が多いです。職場に一人でも嫌いな人や苦手な人がいた場合、関わらないわけにはいかないため、精神的ストレスがかかるリスクがあります。

小規模保育園で働くメリット

ここからは、小規模保育園で働くメリットについて紹介します。

小規模保育園で働くメリット
  • 子どもとしっかり関われる
  • アットホームな雰囲気で働ける
  • 残業や持帰り業務が少ない
  • 体力の負担が少ない
  • 以前よりも待遇は良くなっている

それぞれみていきましょう。

子どもとしっかり関われる

小規模保育園は乳児を対象としており、人数も少ないため、一人一人と向き合った保育が実現できます。乳児はあれこれ動き回ったり激しい遊びをするわけではないため、体力的にも多少余裕を持って働けるでしょう。一人一人の成長をじっくり感じながら仕事ができたら、より充実感を得られますよね。

アットホームな雰囲気で働ける

小規模保育園は従業員同士でコミュニケーションを取る機会も多いため、少人数でチームワーク良く働ける施設が多いです。従来の認可保育園のような職員会議や書類作成の業務は少ないので、落ち着いた環境で働けるでしょう。

残業や持帰り業務が少ない

小規模保育園は従来の認可保育園と比べると行事や催し事が少ないので、行事の準備に係る残業や持ち帰り業務は発生しません。時間的にも負担が大きい保育士にとってプライベートの時間を満喫できるのはメリットといえるでしょう。

体力の負担が少ない

小規模保育園は2歳以下の乳児しかいないので、走り回るようなことがなく体力的負担が少ないでしょう。身体があまり丈夫でない方や体力に自信がないけれど保育士として働きたい方にはおすすめといえます。

以前よりも待遇は良くなっている

小規模保育園は2015年の「子ども・子育て支援新制度」によって認可保育園として認めらました。それに伴い、各自治体から補助金などが受給できるようになったため、小規模保育園に勤める保育士の給与などの待遇面も徐々に良くなっている傾向にあります。

普段の業務的にも残業が発生しづらく、体力面や待遇面も改善されているので、小規模保育園に勤めたいという保育士も増えているようです。

小規模保育園で働いて後悔しないためにも自分に合う保育園を見つけることが大事

ここまで小規模保育園で働いて後悔することやメリットについて紹介してきましたが、小規模保育園だからといって全て同じ特徴を持っているわけではありません。施設ごとの方針や特徴は異なるため、自分が働きたい保育士像を叶えられそうな施設なのかどうかが重要になってきます。

そこでここからは、小規模保育園で働いて後悔しないために、自分に合う保育園を見つけるための方法をご紹介しますので、自分なりのやり方で自分に合った施設を見つけてください。

転職エージェントを使うと年収アップ!【年収平均30万円以上も差が出る】

自分に合った保育園を見つけるにはプロの力を借りるのが一番の近道です。それに、自力で転職したのと転職エージェントを介して転職したのでは年収にも大きな差が出ます。いくら自分に合った保育園を見つけても生活できないレベルの給与水準だったら本末転倒ですよね。

ここでは転職エージェントを利用することによるメリットについて解説しますので、気になる方は転職エージェントの利用を検討してみてください。

内部情報をこっそり教えてくれる

保育士の転職に特化した転職エージェントは多く存在し、専任のキャリアアドバイザーは保育業界に対する知識や施設へのコネクションが豊富にあります。

直接求人施設を訪れたり採用担当の方と連絡を取っていたりするので内部の情報に詳しく、転職支援サポートをする際に内部情報をこっそり教えてくれるため、入職後のミスマッチのリスクを減らし、理想の施設に入職できる確率を上げられます。

保育園側との交渉を代わりにやってくれる

面接や内定後に「実際のところ残業や休日はどうなのか」「給与待遇がもう少し良ければ嬉しいのだけど」と思うこともあると思いますが、こういった内容は直接保育園側には聞きづらいですよね。

その点、転職エージェントを利用して選考を進めている場合、担当のキャリアアドバイザーの方が保育園に対する疑問点や条件面など気になる点は全て聞いてくれますし、場合によっては条件交渉なども行ってくれます。これから自分が働くのであれば働き方や条件が自分の希望に合っていた方が幸せですよね。

ハローワークにはない優良求人多数!

ハローワーク求人は、保育園側は無料で掲載できるため、「とりあえず載せておこう」という施設も多くあります。転職エージェントが紹介してくれる求人は、保育園側が費用をかけて積極的に採用したいと思っているため、優良求人を紹介してくれる可能性が高まります。

転職エージェントのサイトで自分で検索して閲覧できる公開求人も良いですが、キャリアアドバイザーからの紹介でしか閲覧できない非公開求人はより良い求人である可能性が高いためおすすめです。

完全無料でサービスを受けられる

転職エージェントは、保育園側が転職エージェントの紹介によって求職者を入職させた場合に費用を支払うシステムになっているため、求職者側は完全無料でサービスを利用できます。

転職エージェントにとって求職者は大事な商品であるため、求人紹介はもちろんのこと、応募書類の添削、面接対策、施設見学や条件交渉、内定後のフォローに至るまで一貫してサポートしてくれます。

転職エージェントの各公式サイトより簡単に登録を済ませるだけでアドバイザーから連絡が来る流れになっているため、まずは登録して利用してみることをおすすめします。

小規模保育園で働いて後悔しないための転職エージェント2選

ここからは、小規模保育園で働いて後悔しないための転職エージェントをご紹介していきます。

保育士ワーカー

保育士ワーカー

小規模保育園へ転職して後悔したくない人におすすめなのが「保育士ワーカー」です。業界でもトップクラスの求人数とアドバイザーの手厚いサポートが魅力の転職エージェントです

求人数約38,000件
非公開求人数約11,300件
対象地域全国
雇用形態正社員・派遣・パート・アルバイト
転職サポートあり

求人数が業界トップレベル

保育士ワーカーは求人数約38,000件のうち、保育士の求人が約31,000件と圧倒的な求人数を誇る業界トップクラスの転職エージェントになります。保育士ワーカーでは求人数が豊富なだけでなく、求人の質も高いことで定評があり、高待遇や好条件のレア求人なども紹介してもらえます。

小規模保育園に限っていえば2,113件という求人数を誇っており、小規模保育園で質の高い求人を探しているという保育士の方におすすめです。

非公開求人が多数

保育士ワーカーでは、公開されている求人以外にも非公開求人も多数あります。非公開求人は、高待遇の求人が揃っている傾向にあり、一般公開されていない分、応募が殺到するなどのリスクが少ない特徴があります。保育士ワーカーでは、この非公開求人を約11,300件取り扱っているため、高待遇の求人に出会えるチャンスがあります。非公開求人はアドバイザー経由で紹介されるため、自分の希望などはしっかり伝えるようにしましょう。

アドバイザーの質が高い

保育士ワーカーでは、業界に精通した専任のアドバイザーの質が高いことでも評判です。求職者の希望や働く条件などをしっかりヒアリングし、条件にぴったりあう求人を紹介してくれます。また、職場の環境や人間関係に不安を抱く求職者向けに、職場の環境や離職率など、求人票には掲載されていない情報も共有してくれます。

求職者のフォローが手厚い

保育士ワーカーでは、アドバイザーの質が高いだけでなく、求職者へのフォローが非常に手厚いのが魅力です。「出張面談」で求人情報を届けてくれるだけでなく、面接対策も行ってくれます。さらに、面接に1人でいくのが不安に思っている求職者と一緒に、面接へ同行まで行ってくれるのです。入職した後のアフターフォローまでばっちり。初めての転職で不安に思っている人でも安心して利用できます。

保育士人材バンク

小規模保育園に転職したい人にもう1つおすすめしたい転職エージェントは「保育士人材バンク」です。保育士人材バンクは、保育園の様子や環境をよりしっかり把握して上で転職していきたいと思っている人におすすめの転職エージェントです。

求人数約18,000件
非公開求人数あり
対象地域全国
雇用形態正社員・パート・アルバイト
転職サポートあり

雇用形態にあった求人が選べる

保育士人材バンクは、求人数が約18,000件とまずまずな求人数であるものの、自分の働き方にあった求人を見つけることができるという魅力があります雇用形態別に求人数をみていくと、正社員は約13,000件、パートは約5,000件が掲載。つまり、正社員とパートで求人数に偏りがないため、両方の求人を豊富にみていくことが可能です。

両面型エージェント

保育士人材バンクは、「両面型」の転職エージェントです。この「両面型」とは、1人の専任担当者が保育園と利用者の間に入り、マッチングをしてくれることを言います。つまり、実際に保育園とも話をしている専任担当者によって求人を紹介してもらえるため、職場の雰囲気や業務実態、人間関係など細かい情報を聞くことができるメリットがあります。職場環境に不安がある求職者には、ぴったりです。

利用者の満足度が高い

保育士人材バンクは、利用者の満足度が非常に高い転職サイトです。専任のキャリアアドバイザーから手厚いサポートが受けられ、「難しい」と感じていた転職のハードルがグッと下がるため、利用者からの評判も良いのです。「両面型エージェント」であるため、細かい情報提供が期待できるだけでなく、履歴書や職務経歴書の添削や面接のアドバイスも実施、職場見学の付き添いサポートまでかなり手厚いサポートやフォローが魅力です。

院内保育所などレア求人も

保育士人材バンクは、系列に医療業界に特化した転職サイトも運営しています。そのため、医療業界にも精通しており、他では見ることの少ない「院内保育所」というレア求人に出会うことができます。「院内保育所」は、小規模保育所と似た特徴があり、大規模行事が少なく、土日休みである傾向にあります。「院内保育所」を含め検討している人は要チェック。

小規模保育園で後悔すること5選!まとめ

小規模保育園で働いて後悔しないためには、良い点と悪い点を理解したうえで、どのような施設であれば自分らしく働けるのかイメージを膨らませ、条件を決めておくことが重要です。

施設の雰囲気は実際に働いてみないとわからないものですが、転職エージェントを利用することで内部情報などを把握しているキャリアアドバイザーと繋がれますし、場合によっては施設見学なども可能なので、この機会にぜひ登録して自分に合った保育園を見つけてください。あなたに保育士としての明るい未来が訪れ、後悔がないようにこの記事を役立ててください。

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