派遣社員から正社員への志望動機の書き方&例文をプロが徹底解説

派遣社員から正社員への志望動機

「派遣社員は安定しない」「一つの会社に定着できない」「業務の幅が狭く責任がない」などといったイメージを、派遣社員に対して持っている方もいるのではないでしょうか。

派遣社員から正社員になるためには、採用担当の「なぜうちで正社員になりたいのですか?」という質問や疑問に対して納得のいく志望動機を伝えることが重要です。

しかし、書籍やインターネットで閲覧できる例文集は当たり障りのないありきたりな内容が多いので、それをそのまま使用するのはおすすめできません。

採用担当が応募書類に目を通す時間は一人あたり平均1分と言われているため、応募書類の志望動機にどれだけ熱意を感じられるか、好印象を持ってもらうかが鍵となります

そこでこの記事では、転職のプロとして実際に数多くの求職者の転職を成功に導いてきた「転職.jp」の編集部が、ありきたりな志望動機にならないために、派遣社員から正社員になるための志望動機の書き方やそのポイントについて例文付きでご紹介します。

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派遣社員は派遣元である派遣会社と雇用関係にあり、派遣先に派遣されて業務を行います。派遣先からすると業務のフォローをしてくれる外部の人間という認識があり、業務の幅も正社員と比べると狭く、決められたことを指示通りに行うといった側面が強いです。

さらに、紹介予定派遣であれば正社員登用を前提に派遣されているので正社員になれる可能性はありますが、派遣は人件費削減などの目的により、正社員登用を前提としていません。派遣社員はいくつかの職種を転々とし、業務幅も狭いので身についているスキルがあまりないと考えられており、指示を待つことが多いので自ら動ける人材がいない可能性があると思われています。

中途採用においては経験実績を積み、自ら主体的に行動できる即戦力を求められていることから、派遣社員から正社員になろうと思っても、第一印象の段階で不利になってしまっているのが現状です。しかし、実際に派遣社員から正社員になった方も多く存在しますし、自分の魅力やその会社に入りたいという明確な理由を伝えられる効果的な志望動機を書くことで、正社員登用も夢ではありません!

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目次

派遣社員から正社員への志望動機で「正社員の方が安定だから」という本音はNG

派遣社員から正社員への採用で重要になるのが志望動機ですが、「なぜ正社員なのか?」という理由は特に注意して考えなければなりません。

企業の業績が低下し、コスト削減の観点から人員整理などを余儀なくされた場合、アルバイト・パート、派遣社員は契約解除されてしまう可能性が高まります。だからといって、正社員は安定しているからという理由を志望動機とするのはおすすめできません。

ここで「安定以外の理由があるの?」と思われる方もいるかもしれません。

正社員は派遣社員に比べると担う業務の幅が広く、指示を待つのではなく、責任を持って自分から率先して動かなければなりません。そういった意味で正社員であればやりがいを持って働けるのではないでしょうか。

派遣社員として働いていて「ここをこうした方がもっと効率が良くなるのではないか?」「指示通りのことだけをしているだけで面白くない」といった派遣社員であるが故の不満は、伝え方を工夫することで正社員になりたいという志望動機にもなるので、自分の興味関心や今後の目標と結びつけて採用担当を納得させられる志望動機を考えてみてはいかがでしょうか。

また、派遣社員は様々な派遣先で業務をこなしていることもあり、経験が豊富です。今までのキャリアで積み上げてきた実績をアピールすることで更なる評価を得られます。

派遣社員では経験できない業務範囲の広さや責任の重さに対応できるのかどうか、採用担当の不安を払拭させるということを意識しましょう。

派遣社員から正社員への志望動機の例文

次に、派遣社員から正社員になるための志望動機の例文を良い例と悪い例でご紹介します。

それぞれの例を参考に、自分なりの志望動機を作成してみましょう。

最終的に志望動機を完成させるためには、その会社の魅力を理解するための企業研究や自分の人生やキャリアの洗い出し、将来的にどうしていきたいのかなどのキャリアプランの作成が必要になってきます。

また、あくまでも例文であり、自分の経験に照らし合わせて自分専用の志望動機を作り上げなければ採用担当を納得させる志望動機はできないので、自分を見つめ直し、多少の時間を使って取り組みましょう。

派遣社員から正社員への志望動機【悪い例文】

今まで派遣社員として営業、事務、接客、エンジニアなど①様々な業務を経験してきました。そこで培った②様々なスキル・経験を活かし貴社に貢献できると考えています。また、派遣社員には契約期間があり、③非正規雇用のため不安を感じています。貴社の福利厚生は充実していると感じ、貴社を志望いたします。

①様々な業務を経験してきました

派遣社員として様々な業務経験をしているのは良いことですが、採用担当者からすると「だから何?」という話になりかねません。今までの経験で得た数字などの具体的な実績や応募した企業で活かせるであろうスキル・経験に絞って伝えたいことだけが明確に伝わるようにしましょう。

②様々なスキル・経験を活かし・・・

どのようなスキルや経験をどのように活かそうと思っているのか考えて書きましょう。

③非正規雇用のため不安を感じています・・・

前述したように、「正社員は安定する」という理由は伝えてはいけません。志望動機には業務内容に関することをメインに書くようにしましょう。

派遣社員から正社員への志望動機【良い例文1】

私はこれまで派遣社員として①3年間デスクワークを行ってきました。その中で、②業務効率を向上させるためにRTAの導入や自動チャットシステムの提案をしました。しかし、③派遣社員という立場上、耳を傾けてもらえる機会がありませんでした。自分の考えを率先して提案し、業務に反映させ、貴社の利益向上に貢献できると考え、正社員を希望いたします。④貴社の「自由な発想と想像で新たな創造と課題解決を」という行動指針に魅力を感じ、現場で働くパート・アルバイト、派遣社員の橋渡し役にもなれると考えるため、貴社を志望いたしました。

①3年間デスクワークを行ってきました

応募先の業務内容に限って伝えるのがポイントです。

②業務効率を向上させるためにRTAの導入や自動チャットシステムの提案・・・

提案内容を具体的に述べることで、信憑性が高まりますし、正社員になってもそれなりの提案をしてくれそうだと期待を持ってもらえます。

③派遣社員という立場上、耳を傾けてもらえる機会がありませんでした・・・

正社員を希望するに至った理由を述べています。この後に正社員を希望する理由を述べることで納得のいく志望動機に近づきます。

④貴社の・・・

企業理念や経営指針など、企業研究を行ったうえで自分が正社員になりたい志望動機とリンクさせることで、「うちに入りたいんだな」と思ってもらえるでしょう。

派遣社員から正社員への志望動機【良い例文2】

派遣社員として営業職として従事していますが、①正社員と比較すると任される業務の範囲が狭く、自分の裁量で仕事を進めていきたいと思っています。②貴社の業務内容の一部である営業資料の作成、市場動向のマーケティングなどの業務においても3年の経験があり、この経験は貴社に活かせると考えています。③また、派遣社員のように短期的ではなく、中長期的に会社に属し、貴社の継続的な利益向上に貢献できればと思い、志望いたしました。

①正社員と比較すると・・・

自分で責任を持って率先して業務を行っていくのが正社員なので、一定の評価を得られるでしょう。

②貴社の業務内容の一部である・・・

派遣社員として様々な業務経験をしていたとしても、志望する会社の業務に活かせる点に絞って書きましょう。今までの経験を全てアピールしてしまうとただの自慢になり、評価が低くなってしまうので注意が必要です。

③また、派遣社員のように短期的ではなく、中長期的に会社に属し・・・

正社員として長く働く覚悟があることが伝わります。

採用担当は長く働いてもらえるかどうか不安に思っている傾向にあります。5年後10年後のキャリアビジョンなどを併せて伝えることですぐに辞めない人材であることをアピールしましょう。

派遣社員から正社員への志望動機【良い例文3】

私は今まで派遣社員として3年間従事してきました。その中で、未経験の業務をはじめ様々な業務経験を積むことができました。しかし、①自分の得意分野で専門性が高い知識やスキルを活かした業務を行う機会が少ないため、正社員を志望いたしました。

派遣社員として従事する前の10年間では、②社内システムの構築業務を担当しておりました。今回の募集内容であるシステム担当の業務に十分に活かせると考えており、私にとっては大きなチャンスであると思っています。一刻も早く貴社を支えられる人材になりたいと考えています。

①自分の得意分野で専門性が高い知識やスキルを・・・

安定したいからという理由ではなく、業務内容に絞って伝えることがポイントです。

②社内システムの構築業務を担当しておりました・・・

応募先でフルに活かせる経験を伝えるようにしましょう。

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派遣社員から正社員への志望動機の例文レビュー【目的別】

派遣社員から正社員への志望動機の例文1【派遣社員として勤務している会社で正社員を志望する場合】

下記は派遣社員として勤務している会社で正社員登用を志望する場合の例文です。

①私は、貴社で派遣社員として営業アシスタントを3年間経験してまいりました。その中で、営業職としてステップアップし、より貴社の利益に貢献したいと思い、正社員募集に応募いたしました。

現在は、営業部にて②営業マンの方々のサポートとしてアポイント管理、提案資料の作成、顧客管理などを担っており、徐々に作業効率を上げてスピーディに業務を遂行できるようになりました。しかし、③派遣社員という立場上、携われる業務幅に限界があり、お客様の新規契約や問合せ対応など、社員の方にしか対応が難しい業務があり、悔しい思いをする場面が多々ありました。

正社員としてステップアップすることで、アシスタント業務では留まらず、お客様のご契約からサポートまで一貫して携わることができ、責任を持って貴社の売上に貢献できると考えています。

①私は、貴社で派遣社員として〜応募いたしました。

最初の文章で、なぜ派遣社員から正社員になりたいのかという志望動機を明確に示しています。採用担当が選考書類に目を通す時間は、一人あたりおおよそ1分と言われているので、冒頭文で採用担当の興味を引けるような内容を心がけましょう。また、志望動機については、「自分自身のため+貴社のため」という二つの視点を取り入れると自分本位な印象がなくなるため、意識することをおすすめします。

②営業マンの方々

「営業マン」とは、営業職に就いている“男性“という意味です。今は男女といった性別に関係なく営業として活躍している時代です。「マン」という文言は使わず「営業」にしましょう。

③派遣社員という立場上〜場面が多々ありました。

派遣社員から正社員になる時の志望動機は、雇用や給与、その他の待遇など福利厚生が理由ではなく、業務上の理由にすることで良い印象を与えられます。

総評

今現在の派遣先で派遣社員から正社員になりたいと思った経緯や理由、責任を持って会社の利益に貢献したいという意志が伝わります。派遣社員から正社員を希望する場合、採用担当は「安定を求めているのではないか」という疑いの目を抱きがちです。派遣社員としての業務の幅を超えて責任ある仕事をしたいという思いが伝わってきます。

派遣社員から正社員への志望動機の例文2【派遣社員として勤めている会社から別の会社に正社員として志望する場合】

次に、派遣社員として勤めている会社から別の会社に正社員として志望する時の例文です。

現在、私は派遣社員としてWebアプリケーションのエンジニア業務を行っており、メイン業務としてアプリケーションの運用・保守を担当しています。①システム設計やプログラム開発、開発したシステムの動作確認など、エンジニアとして裁量を持ってより専門性を高めたいと思い、応募いたしました。

御社の事業であるゲームアプリの運用・保守の経験を2年間行い、一部アプリ開発にも携わっておりました。②今後のキャリアを考え、自身でシューティングゲームアプリの開発を行い、アプリゲームコンテストで入賞した実績があり、それらの経験を御社で十分に活かせると考えています。

③アプリ開発業務としては、チーム単位でプロジェクトを遂行し、会議などで運用に関する改善点や新たな提案をし、リリース後も問題なく運用できるようサポートしてまいりました。

御社はWEBアプリケーションエンジニアを積極的に採用し、最先端のアプリ開発を行っている点に魅力を感じています。今まで培ってきたスキルによって④御社で貢献でき、独学で学んできたswiftなどのスキルを身につけステップアップするチャンスだと考えています。

⑤何卒よろしくお願い申し上げます。

①システム設計やプログラム開発〜応募いたしました。

派遣社員から正社員になりたい理由として、現在の業務範囲を超えて幅広くスキルを身につけたいという明確な理由が伝わります。

②今後のキャリアを考え〜十分に活かせると考えています。

募集職種の仕事内容と今までの自分のキャリアや実績がリンクすることをアピールすることで、即戦力として活躍することをPRできます。

③アプリ開発業務としては〜サポートしてまいりました。

前職の具体的な仕事内容と自分の担った役割や活躍を示すことで②に信憑性を持たせられます。

④御社で

「御社」は話し言葉なので書類などに記載するときは「貴社」と書きましょう。

⑤何卒よろしくお願い申し上げます。

履歴書などの志望動機や自己PR文には挨拶は不要で大丈夫です。

総評

派遣社員から正社員への志望動機として業務の幅を広げて専門性を高めたいという明確な理由があることや、今までの経験が志望する職種で活かせること、仕事以外でも独自で努力し、具体的な実績があり、それを示している点は良い評価を得られるのではないでしょうか。「御社」と「貴社」など文章で記載する際と面接で質疑応答する際の言葉の違いは、ビジネスマナーとして常識の部分になるので、間違えないように注意しましょう。

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派遣社員から正社員への志望動機の例文3【派遣社員として勤務している会社で正社員を志望する場合】

次の志望動機は派遣社員として勤めている会社で正社員を志望する時の例文です。

私は①御社で派遣社員として期間工に2年間従事してまいりました。その中で、御社で②業務の幅を広げて様々なスキルを身につけ、御社が有する複数の工場の業務効率向上や会社全体の利益に貢献したいと思い、正社員登用制度に応募いたしました。正社員として働くことの魅力としては、③工場勤務だけでなく、総合職や営業職、事務職といった様々な分野で活躍の場があり、昇任制度が設けられているため、自分がチャレンジしたい分野で自分自身の可能性を広げられる点です。また、④今まで派遣社員として業務改善案などを発言してまいりましたが、中々耳を傾けていただく機会が少なかったのですが、正社員として働くことで、会議等での発言によりプロジェクトが採用される可能性があるなど、やりがいと責任を持って働けると考えています。⑤以上の理由により御社の正社員登用試験を受けたいと思っています。

①御社で

「御社」は話し言葉なので、履歴書や自己PR文章の際は「貴社」と記載するようにしましょう。

②業務の幅を広げて様々なスキルを身につけ〜応募いたしました。

派遣社員から正社員になりたい志望動機について記載している点は評価を得られますが、「様々なスキル」ではなく具体的なスキルを明記した方が良いと思います。

③工場勤務だけでなく〜可能性を広げられる点です。

「様々な分野」の中で、その会社でなければならない理由などの具体性に欠けています。具体的にその会社のどの点に魅力を感じているのか志望動機が明確ではありません。もう少し企業研究を行い、深掘りした上で魅力を考えましょう。

④今まで派遣社員として〜やりがいと責任を持って働けると考えています。

文章が長く、何を伝えたいのか良くわかりません。簡潔に書くことを意識しましょう。

⑤以上の理由により

「様々なスキルを身につけたい」「様々な分野にチャレンジ」「やりがいと責任」など、会社の魅力や志望動機について記載していますが、全体的に具体性に欠けています。なぜ派遣社員から正社員になりたいのかもっと具体的に記載しましょう。

総評

全体的に具体性に欠けており、派遣社員から正社員になりたい志望動機も、その会社で正社員になりたいという理由が伝わらない文章になっています。なぜ派遣社員から正社員なのか。なぜその会社でなければならないのか。この2点に焦点を当てて、深掘りして志望動機を練り上げましょう。

派遣社員から正社員への志望動機の例文4【派遣社員として勤務している会社で正社員を志望する場合】

次の志望動機は派遣社員として勤めている会社で正社員を志望する時の例文です。

私はこれまで派遣社員として事務職に従事してきました。Word,Excelを使用したデータ入力、マーケティングデータの集計などを経験し、円滑に業務を遂行できるスキルを身につけたと自負してい

ます。ただ、①派遣社員という性質上、携われる業務範囲が限られており、これ以上幅を広げて仕事に携わるのが難しいともどかしさを感じていました。しかし、②御社では派遣社員という立場にも関わらず、責任ある仕事を任せていただき、やりがいや達成感を持って従事しています。

その中で、今以上に責任を持って業務の幅を広げステップアップし、③多種多様な業務経験を積みたい。御社の利益に貢献したいという思いが強くなり、正社員を志望いたしました。仕事に活かすために簿記2級とMicrosoft Officeスペシャリストの資格を取得しましたので、それらの知識を存分に活かし、御社に貢献できると考えています。

①派遣社員という性質上〜もどかしさを感じていました。

派遣社員から正社員になりたいという志望動機は、雇用や給与の安定ではなく業務面を理由にした方が良いので問題ないと思います。

②御社では

「御社」は話し言葉なので書類に記載する際は「貴社」と書きましょう。

③多種多様な業務経験を積みたい

「多種多様」とは具体的に何なのか噛み砕いて明確に伝えられるようにすることで、よりわかりやすく志望動機を伝えられるようになるでしょう。志望動機を考えるときは、採用担当が「なぜうちに?」という疑問を解消できるように意識する必要があります。その会社の企業理念や働き方、具体的な業務内容と志望動機をリンクさせましょう。

総評

派遣社員として勤めている会社で正社員になりたいという場合、派遣社員と正社員の業務範囲の違いを理解し、どの仕事が派遣社員では経験できず正社員であれば経験できるのか。それを行うためになぜその会社でなければならないのか。この2点に焦点を当てて具体的に記載することで、より良い志望動機が出来上がるのではないでしょうか。

派遣社員から正社員への志望動機の例文5【派遣社員として勤務している会社で正社員を志望する場合】

下記の志望動機は派遣社員として勤めている会社で正社員を志望する時の例文です。

私は派遣社員として3年間、①貴社で経理事務の仕事に携わってきました。主に社員さんのアシスタントとして日常的な伝票整理、決算に必要な書類作成、売上データの入力などの補佐業務を担当してまいりました。②派遣社員として働くうちに、もう少し業務の幅を広げ、業務効率を上げられる方法はないものかと、Excelマクロの導入や経理システムの構築などのご提案をしてきましたが、派遣社員という立場上ご提案の機会が少なく、話が進められないもどかしさを感じていました。

また、③サポート業務だけでなく貴社の経営戦略に役立つ経理資料の作成などを行い、貴社に貢献したいと思うようになり、裁量を持ってやりがいと責任を感じられる正社員として貴社で働きたいと思うようになりました。簿記2級の資格試験に合格し、業務の幅を広げて新たなことにチャレンジしたいと考えています。貴社で一緒に働く方々と共に成長し、貴社のお役に立ちたいという思いで正社員を志望いたしました。

①貴社で

志望動機や自己PR文などを書く際には「貴社」という表現でOKです。実際の面接で話す際は話し言葉の「御社」を用い、使い分けるようにすると良いです。

②派遣社員として働くうちに〜もどかしさを感じていました。

派遣社員から正社員になりたいと思った志望動機になるので問題ないと思います。もう少し簡潔にして文章を短くしたほうが良いかもしれません。

③サポート業務だけでなく〜正社員として貴社で働きたいと思うようになりました。

②に引き続き派遣社員から正社員になりたい理由ですが、②と併せて全体的に整理して簡潔に記載するように意識するともっと良い志望動機になるのではないでしょうか。

総評

派遣社員から正社員を志望する理由を具体的に記載しているので、気持ちが伝わりやすく一定の評価は得られると思いますが、もう少し簡潔にする必要があり、「なぜうちなのか?」というその会社でなければならない理由が不足している印象を受けます。スキルアップのために資格取得など独自で取り組んでいるのは前向きな評価を得られます。仕事による実績をアピールし、会社の企業理念や行動指針などに触れるともっと良い志望動機になると思います。

派遣社員から正社員への志望動機の例文6【派遣社員として勤務している会社で正社員を志望する場合】

次の志望動機は派遣社員として勤務している会社で正社員を志望する時の例文です。

私は派遣社員として①御社で営業アシスタントとして勤務してきました。その中で、御社の正社員の方々が責任を持ってモチベーション高くいきいきと働いている姿を目の当たりにし、このような素敵な方々と共に②今以上に責任ある仕事をしたいと思い、営業職を志望いたしました。

今は営業アシスタントとして営業担当のスケジュール管理や顧客管理、提案資料の作成・修正、データ入力などを行っています。③これまでの経験は営業として十分に活かせると考えており、正社員として働くことができましたら、営業チームの中で売上No.1を目指せるような営業マンになりたいと思っています。営業は売り上げが全てだと思いますので、売上を上げることで直接的に御社の利益に貢献できるように精一杯頑張ります。

④何卒よろしくお願い申し上げます。

①御社で

「御社」は話す時に使う言葉なので、志望動機や自己PR文を記載する際は「貴社」と書きましょう。

②今以上に責任ある仕事

派遣社員には任されず、正社員にしかできない仕事があるはずです。それを明確に書くことでそれが責任ある仕事であることがわかる上に正社員になりたい志望動機にもつながるので、具体的に書くようにしましょう。

③これまでの経験は〜営業マンになりたいと思っています。

今までの経験のどの部分をどのように活かせるのか具体性に欠けています。「営業マン」は男女差別的な表現にもなりかねるため「営業」で良いと思います。また、「売上No.1」という目標を掲げるのは良いことですが、何をして目標達成するのか。勢いだけでは良い評価を得ることはできません。根拠を示すことを意識しましょう。

④何卒よろしくお願い申し上げます。

文章にこのような挨拶は不要です。

総評

全体的に具体性がなく、勢いだけの志望動機になってしまっている気がします。気持ちや意気込みは伝わるかもしれませんが、採用担当を納得させるためには「なぜ?」と思われるような疑問を全て払拭させられる明確な理由を明記した志望動機が望ましいので、自分の中で「なぜ?」を繰り返し、理由の質を高めましょう。

もちろん、会社の雰囲気に合わせた志望動機を書くことで良い印象を与えられます。「営業は売上が全て」と謳っている会社であれば、多少勢いでも有言実行できれば問題ないと思うので、気持ちと元気で乗り越えるのもアリかもしれません。

派遣社員から正社員への志望動機の例文7【派遣社員として勤務している会社で正社員を志望する場合】

次の志望動機も勤務している会社で派遣社員から正社員を志望する時の例文です。

現在私は、①派遣社員として事務職に従事してきた39歳の男です。今まで複数の派遣先で事務職として従事してまいりましたが、正社員として勤めたいと思う会社はありませんでした。しかし、貴社で働いているうちに、②貴社の企業理念や経営方針に非常に感銘を受け、是非正社員として長く勤めたいと思い志望いたしました。③今まで私が培ってきたWord,Excelのスキルを活かし、貴社に貢献できると自負しています。また、これまでに取得したITパスポートや簿記2級資格は、必ず貴社で活かせると④絶対的な自信を持っていますので、⑤何卒よろしくお願い申し上げます。

①派遣社員として事務職に従事してきた39歳の男です。

年齢や性別などは履歴書を見ればわかることなので、自己紹介する必要はありません。

②貴社の企業理念や経営方針に〜志望いたしました。

その会社の企業理念や経営方針のどの部分にどのように感銘を受けたのか。具体的に書かれていないため、どの会社に対しても使える陳腐な志望動機になってしまっています。採用担当が「うちのことをよく調べて興味を持ってくれている」と思ってもらえるように具体性を持たせましょう。

③今まで私が培ってきた〜自負しています。

スキルをどのように活かせるのか具体性に欠けています。派遣社員として実際に勤めているわけなので、会社の業務内容について詳細を確認し、誰が見ても納得できる内容にしましょう。

④絶対的な自信を持って

「絶対的な自信」という表現は主観的な表現であり、わかりにくい表現です。取得した資格がどの場面でどのように活かせるのか記載することで納得できる理由になります。また、資格は色々な種類を取れば良い評価が得られるというわけではなく、今までの実績とリンクするかたちで専門性を高めることによって付加価値が生まれます。応募している仕事に必要がなさそうな資格は、あえてアピールする必要はないと思います。

⑤何卒よろしくお願い申し上げます。

文章にこのような挨拶は不要です。

総評

この志望動機だとどの会社でも使い回せるものになってしまいます。

一緒に働く正社員の方々のどの点に魅力を感じ、その会社で正社員になりたいのは企業理念や経営方針のどの部分に感銘を受けたのか。具体的に書いた上で自分の過去の経験などのエピソードと交えてリンクさせると信憑性が増します。

また、今まで培ってきたスキルを記載することは大事ですが、その会社のどの部分で活かすことができて、それによって会社にどのようなメリットがあるのか。自分を採用することで会社にプラスになることを明確に伝えられるようにすると良い志望動機になるのではないでしょうか。

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ここまでで派遣社員から正社員への志望動機・例文を解説してきましたが、ここからは内定を勝ち取る可能性をグッと高める志望動機を作成する方法について解説していきます。

前述した通り、内定を勝ち取る志望動機を作成するためには、履歴書の添削や面接対策を無料でしてくれる転職サイトに登録することをおすすめします!転職サイトに無料登録すると、専任のキャリアアドバイザーが徹底的にサポートしてくれるので、志望先の企業へ転職する可能性を高めることができるのです。もちろん、今の会社で正社員になりたい方も転職サイトの利用をおすすめします。やはり、1人で志望動機を考えるよりも、プロの転職アドバイザーに履歴書や面接の練習を見てもらった方が正社員へなれる可能性が高いからです。

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派遣社員から正社員への志望動機の書き方&例文まとめ

派遣社員は時給が高く、人件費が高いため企業側が派遣社員を抱えるメリットはないように思われがちです。しかし、派遣社員の社会保険料など、本来会社が負担しなければならないものは派遣元の会社が負担しているため、結果的にコストを抑えて人材を使えます。

また、派遣社員は正社員と比較すると業務幅が狭く一定の業務を任せるため裁量がありません。

それは、そもそも派遣社員と正社員それぞれに求める役割が異なるからです。役割が異なるということは、派遣社員から正社員になるのは簡単なことではありませんし、実際に成功したケースもそこまで多くはありませんが、チャンスはあります。

その時には、自分目線の志望動機ではなく、その会社にとって自分が派遣社員ではなく正社員であることによるメリットや、正社員でなければ実現できない理由、会社に今以上の利益を与えられるスキルなどを志望動機としてアピールしましょう。

今現在勤めている派遣先で正社員になりたい場合はハードルが高いかもしれませんが、会社にこだわりがないのであれば、この機会に他社の求人に目を向けるのもアリだと思います。ぜひこの記事を参考に志望動機を考え、派遣社員から正社員へのステップアップに成功してください。

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