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    残業100時間超えたら過労死するって本当?今すぐとるべき解決策

    残業100時間超えた

    「毎日22時頃まで働いている」「いつも終電ギリギリ」など、仕事が終わる時間が極端に遅い方も多いのではないでしょうか。

    働く会社の業種や職種によって残業の有無や時間は異なりますが、仕事をするうえで決められた時間内に仕事が終わらず、残業するケースがあると思います。中には1ヶ月の残業時間が100時間を超える会社もあります。

    毎日30分〜1時間程度であれば月の残業時間は10時間〜多くても30時間程度で済みますが、1日4〜5時間の残業時間を余儀なくされている場合、月の残業時間は100時間を超える可能性があり、心身の健康に大きく影響を与えるため非常に危険です。自分自身がこのような状況に身を置かれているのであれば、すぐに状況や環境を見直すことをおすすめします。

    この記事では、残業が多い場合のリスクやその解決策についてご紹介します。

    目次

    残業が100時間を超えたら危険!

    朝9時に仕事が始まり、定時が18時だった場合、土日祝のカレンダー通りの休みでだいたい毎月の働く日数は20日になります。昼休憩が1時間だとすると1日8時間働くので8時間×20日=1ヶ月の総労働時間は160時間です。そのため、100時間の残業時間というのはプラス12日以上働いている計算になります。

    時間にすると1日4時間〜5時間以上残業をしている計算になるので、日々22時〜23時過ぎまで働いているということになります。通勤時間を加味するとプライベートの時間は一切なく、仕事以外の時間は食事、入浴、睡眠時間のみで必要最低限のことしかできない状態です。これは、命に関わる身体疾患や精神疾患のリスクが高まる非常に危険な状態といえます

    本来、法律で定められている労働時間は1日8時間、一週間40時間までが上限で、それ以上の時間を超えて働かせてはいけません。しかし、時間外・休日労働に関する協定届(36協定)といわれる労使協定を締結することで、法定の時間を超えて働かせることが可能となります。

    しかし、その協定を締結しても1ヶ月の残業時間は45時間が上限で、1ヶ月あたり100時間の残業時間をさせることは違法です。一部特別的な条件での締結をしていたとしても1ヶ月の残業時間は100時間未満にしなければ違法になるので、いずれにしても100時間を超える残業時間を強いられている場合は、法的にもアウトということになります。

    厚生労働省が定めている「過労死」の労災認定については、脳・心臓疾患及び虚血性心疾患等の認定基準として発症前1ヶ月間におおむね100時間を超える残業と発症の因果関係があるという基準を設けているように、100時間を超える残業は命の危険に直結する可能性があるため、仕事の仕方を見直す必要があります。もし自分の力では改善が見込めないようであれば、転職も検討に入れてみても良いかもしれません。

    ちなみに、全国で1ヶ月の残業時間が100時間を超えている企業の割合は2%前後だそうですが、これはあくまでも勤務時間などのデータを正確に記録している企業の中だけの話なので、実態が不明瞭な会社がたくさんあることを踏まえた方が良いと思います。

    企業の勤怠管理の未整備

    1ヶ月に100時間を超える残業がある会社の場合、勤怠管理ができていない可能性が高いです。

    そもそもタイムカードや勤怠システムなど記録に残す習慣がなかったり、勤怠管理はしているものの、毎日定時の時間で記録されており、正確な残業時間がわからないケースなどがあるでしょう。

    また、希望するタイミングで有給休暇の取得ができなかったり振替休暇を取れない会社は、勤怠管理が未整備であるといえます。

    会社として従業員が働く時間を記録しておくことは法的に義務になっているので、記録すらしていない場合は問題外です。正確な残業時間ではないものの定時で記録だけ残っている場合、会社はそれで「問題ない」と思っていることが多いため、自分一人の力で解決することは難しいでしょう。

    他にも、残業時間が多い会社には、

    • 人手不足
    • 繁忙期など一時的にどうにもならない事情がある。
    • 業務効率が悪い

    といった問題がある可能性が考えられます。

    業種によって閑散期や繁忙期は異なり、繁忙期にだけ人を増やすというのは現実的に難しいので、必然的に業務量が増えて残業時間が多くなってしまうのは仕方ないかもしれません。

    勤怠管理が未整備な会社は人が安心して働くうえで最低限のことができていないということになるので、総じて離職率も高いでしょう。入れ替わりが激しければ常に人手不足に悩まされ、長時間労働を余儀なくされることが予想されます。

    また、会社全体の業務効率が悪い可能性もあります。自分の仕事の洗い出しをして何か改善する方法がないか模索してみても良いかもしれません。それでも改善が難しければ転職も視野に入れましょう。

    過労死のリスクがある

    厚生労働省の定めによると、脳・心臓疾患による過労死の労災認定に関しては、「発症前1ヶ月間に100時間、または2〜6か月を平均して80時間を超える残業時間」が主な判断基準になっていることから、100時間を超える残業時間にはリスクがあることがわかると思います。

    残業時間によって発症するリスクがあると認定されている脳・心臓疾患は8つほどあり、くも膜下出血や脳梗塞、心筋梗塞や解離性大動脈瑠などが挙げられています。これらの病気は命を失うリスクだけでなく、一命を取り留めても後遺障害が残る可能性が高いです。

    後遺障害としては、片麻痺や言語障害、寝たきりなどの重篤な障害が残りやすいため、その後の人生に大きな影響を及ぼす可能性が考えられます。仕事が原因で障害が残り、最終的に仕事ができなくなってしまうと、将来的に収入源を失うリスクもあるので、直属の上司に業務量を調整できないか相談するなどして早めに対策を取りましょう。

    また、気付かないうちに精神的に追い込まれ、自殺を図ってしまうケースも考えられます。この場合、知らないうちに精神疾患を患っているケースも考えられるため、常に落ち込んだ気持ちになっていたり、倦怠感や疲労感、無気力、何をするにしても億劫になっているのであれば早急に病院を受診しましょう。

    うつ病などのリスクが高まる

    仕事に追われ残業時間が多く、プライベートの時間が確保できていないと息抜きができないため、日々ストレスは蓄積されていきます。ストレスを溜め続けると「うつ病」などの精神疾患を患う可能性が高くなるので注意が必要です。

    「仕事に行きたくない」「誰とも話したくない」「すべてが面倒くさい」といったネガティブな感情が常に先行してしまい、何もやる気が起きない時、「自分なんかいなくてもいいんだ」と常に落ち込んでしまう場合は既に精神疾患の初期状態かもしれないので、一度病院で診てもらいましょう。

    病院に行ったほうが良いケース
    • 不安や焦り
    • 無気力
    • 眠れない
    • 集中できない

    精神疾患を抱えている人の多くは身体疾患を併発する恐れがあります。うつ病に関しても身体的な症状を発症するので、以下の身体的症状がある方はうつ病の可能性を否定できません。

    うつ病の症状の例
    • 頭痛
    • 耳鳴り
    • 不眠、過眠
    • 食欲不振
    • 便秘

    また、うつのように落ち込むことはあるけれど、いつも以上に調子が良いように感じる時があるという方は、「躁うつ(双極性障害)」の疑いがあります。

    躁うつは気持ちが落ち込む「うつ状態」と気分が良くなる「躁状態」を繰り返す病気で、いつもより浪費してしまったり、誰彼構わず話しかけて関わりを持とうとしてしまうなど、人によっては悪化すると非常に危険な病気です。うつ病の症状のいくつかに該当することがある方は、調子が良い時があったとしても一度「精神科」「心療内科」「メンタルクリニック」などの病院を受診することをおすすめします。

    残業が100時間超える場合は早めに状況を改善しよう

    極端に残業時間が多い場合、プライベートの時間がなくなり豊かな生活が送れません。肉体的な疲労はもちろん、人によってはうつ病などの精神疾患のリスクが高まり、将来的に仕事を続けることが難しくなってしまう可能性があります。最悪の場合、過労死や過労自殺の原因にもつながるため、何かしらの症状があったら一刻も早く状況を改善させるべきです。

    具体的にどのような症状があるのかみていきましょう。

    睡眠不足・睡眠障害

    睡眠不足には「物理的要因」睡眠障害には「精神的要因」が考えられます。

    残業時間が100時間を超えている場合、1日13時間以上は働いているので、物理的に睡眠時間を確保できず、結果的に睡眠不足に陥ります。睡眠時間が足りないと疲労をしっかり取ることができないため、心身ともにダメージが蓄積されていきます。

    徐々に蓄積される疲労は、仮に休日に十分な睡眠を取ったとしても回復しません。世間一般的に休みの日にたくさん寝る「寝だめ」は、日頃の睡眠不足を補っているに過ぎません。土日に限界までご飯を食べても翌週一週間は持ちませんし、3時間でフル充電になるスマホを10時間充電しても電池の持ちは変わらないのと同様で、あまり効果はないのです。

    睡眠不足による症状の例
    • ストレスの増加
    • 集中力の低下
    • 免疫力の低下

    これらの症状によって事故や怪我、脳・心疾患などの病気のリスクが高まるため、仕事中に怪我をしたり風邪やウイルスに感染して仕事に支障が出てしまうかもしれません。

    普段仕事中に眠くなってしまう方は睡眠不足の可能性があります。カフェインを摂取することで一時的に眠気を抑えることができますが、カフェインの過剰摂取は胃腸に負担がかかり睡眠の質に影響が出るのでどうしても眠い時にのみ摂るようにしましょう。

    睡眠障害は仕事の精神的ストレスによって発症することが多く、精神疾患を抱えている方は不眠や過眠といった症状がよく見られます。

    睡眠の質が悪くなるといくら眠っても疲労が回復しなかったり、免疫力を低下させる原因になるので、休養を取らなければなりません。

    精神疾患を抱えたまま長時間労働を行うのは将来的に働けなくなるリスクがあるため、将来のことを考えて今は休養に専念できるよう、直属の上司や会社の人事総務に相談することをおすすめします。

    微熱・倦怠感

    無理な残業時間によって疲労が蓄積されると微熱や倦怠感が顕著に現れる時があります。ストレスや疲れによる発熱は自律神経失調症の初期症状である可能性があるので甘くみてはいけません。

    自律神経は生命を維持するために必要不可欠な神経となっており、交感神経と副交感神経という2つの神経があります。それぞれ身体を「動かす」働きと「休む」働きを担っており、それぞれの働きがバランスを保っている状態が通常の状態です。

    しかし、不規則な生活や過度なストレスにより自律神経が乱れると心身ともに様々な症状が現れ、それを「自律神経失調症」といいます。

    100時間を超える残業をした結果、自律神経が乱れると十分な睡眠を取っただけでは倦怠感や発熱は治りません。薬物治療や心理療法、生活環境の見直しを行なって規則正しい生活を行い、乱れてしまった自律神経を元に戻さなければ、健康な身体を取り戻すことは難しいのです。

    もし今の仕事を続けていて、微熱や倦怠感を感じているようであれば、重症化する前に病院にかかり、治療に専念しましょう。

    不意に涙が出るなどの精神的異常

    長時間労働の影響でストレスが溜まると、心身に異常をきたし、普段の精神状態ではなくなっているケースもあります。

    精神的異常が原因の症状の例
    • 常に不安を感じる
    • 常にネガティブ思考になる
    • 誰かに見られている気がする
    • 被害妄想をする
    • 急に涙が出る
    • 死ぬかもしれないと思う

    このまま同じ生活を続けていても状態は悪化する一方です。精神的に異常がある場合、治すためには休養するしかありません。重症化していなければ、一度休みを取り、規則正しい生活を送りながらストレスを緩和することで徐々に回復に向かうでしょう。しかし、今の仕事をすぐに辞められるとは限らないので現実はそう甘くないですよね。その場合、まずは病院に行きましょう。

    精神的異常が原因の症状に当てはまる場合、既にうつ病などの精神疾患の可能性があります。精神疾患は見た目では判断がつかないので、病院に行って病名を診断されなければ会社に説明ができず、理解されることもありません。

    逆にうつ病である場合、病気なので休養を取らなければ治療ができません。会社には診断結果を伝え、会社を休むことを理解してもらいましょう。

    うつ病の場合、労災などの認定を受けるのは難しいですが、社会保険の「傷病手当」などの給付を受けられる可能性があるので、会社に確認して最低限の生活費を維持しながら休むことをおすすめします。

    残業が80時間を超えたら社風や勤怠管理を疑うべき

    本来、法定で定められている残業時間は1ヶ月45時間、1年間で360時間です。そのため、この時間を超えるのが当たり前になっている会社は「異常」です。心身に不調が出る前に働き方を改善するか転職を検討することをおすすめします。

    会社が残業を求めるのは、一人あたりの売上目標が高かったり、人手が足りず一人あたり生産性を高く設定しているケースが多く、その人本人の問題ではなく、社風の問題である可能性が考えられます。

    また、勤怠管理ができていない会社は、実際は残業をしていても勤怠管理上は定時で記録が残っているケースが多く、会社が残業に対して意識が低いことから、不当な残業を強いられているケースもあります。

    無理な残業による心身の不調は、一度発症してしまうと長期の休みや退職といった選択肢を選ばなければ中々改善できるものではないので、現状が異常な状態であると認識し、早めの改善を心がけましょう。

    残業が100時間超える場合の1番の解決策は転職!おすすめ転職エージェント

    100時間を超える残業を余儀なくされ、心が折れそうになっている方も多いことでしょう。

    今からでも計画を立てて良い転職が実現できるように、おすすめの転職エージェントを特徴やポイントを比べながらご紹介します。

    リクルートエージェント

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    JACリクルートメント

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    残業100時間超えたら危険!まとめ

    社会人になると自分や家族の豊かな生活を実現させるために仕事をしなければなりません。仕事は1日の大半の時間を占めており、残業が増えると日常生活に影響を与え、自分または家族の心身の不調を起こす原因になる可能性があります。

    生活のために仕事をしているのに仕事によって日常生活に影響が出るのは本末転倒です。会社はそれを理解していても事業継続のために必死なので従業員の心身にまで気を配ることが難しいと思います。

    自分の身を守るのは自分にしかできないことであることをしっかりと認識し、無理な残業をなくす対策を行うことで、これからの自分の生活を守る必要があります。

    10年後20年後、今の働き方を続けられるのか想像し、無理そうであれば早めに転職などを検討してこれからの前向きな人生プランを立ててみてはいかがでしょうか。

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