美容看護師になるには資格が必要?美容皮膚科・美容外科になるためには独占求人を狙え!

希望に満ちた看護師

「美容看護師になるにはどうしたらいい?」「美容皮膚科・美容外科で働くためには何の資格やスキルが必要なの?」と思われている方も多くいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事は、「転職.jp」の編集部が、美容皮膚科・美容外科などの美容看護師になりたい方のために、美容看護師に必要な資格やスキルを徹底解説していきます。また、美容看護師になるには具体的にどうしたらいいのかも併せてご紹介していくので、美容看護師になりたい方は是非参考にしてみてください。

この記事の要点
  • 美容看護師になるには、看護師または准看護師の資格が必要!
  • 一般の病院で行う看護師業務をきちんとこなせるスキルが求められる!
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それでは、美容看護師になるための必要な資格やスキルについて解説していきましょう。

目次

美容看護師になるには資格が必要?

看護師とドクター

美容皮膚科・美容外科などのクリニックはもちろん医療機関です。当然のように、前提として医療機関で働くための資格やスキルが基本条件としてあります。そこで、まずは一般の病院と同じ資格やスキルについて確認していきましょう。

看護師または准看護師の資格

美容皮膚科・美容外科クリニックなどの医療機関で看護師の立場で働くからには、当然ながら看護師免許、あるいは准看護師免許が必要です。「看護師」とは、国家資格のひとつです。

厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者に対して療養としてのケアやドクターの診療の補助、施術の介助などを行う仕事です。国家資格であるがゆえ「看護師」と名乗ります。仕事をするために絶対に必要なのが「看護師国家試験」に合格して「看護師免許」を取得することです。

そもそも看護師の仕事とは?

看護師の仕事は大きく3種類にわけることができます。

  • ドクターの診療や診察、または施術の補助・介助
  • 患者さんへの医療的ケア
  • 患者さんや家族への精神的ケア

看護師と准看護師の違いとは?

看護師と非常に近い職種としては「准看護師」が筆頭に挙げられます。准看護師と看護師の大きく違うところは、准看護師はドクターや看護師の指導のもとにおいてのみ、業務にあたれるというものです。

つまり、ドクターや看護師の指示がなければ何も行えないということになります。そのため、管理職についたりすることに関しては、いくぶん制約があるのです。看護師の場合は自分で判断して行えることと、ドクターの指示がなければ行えないことがあります。

また、資格のタイプにも違いがあり、看護師は国家資格であるのに対して、「知事試験」に合格することで取得できる准看護師は、地方自治体である都道府県に認可される資格です。

これら2点の決定的な違いがありますが、仕事内容自体はほぼ同様ともいえるでしょう。看護師にできて准看護師にできないような診療行為はないのです。

看護師の具体的な仕事内容

看護師さんの仕事は、配属される医療機関の種類や診療科などによって変化します。基本的な部分ではドクターの診療の補助と患者さんのケアになります。ここでは、看護師さんの代表的な仕事内容をご紹介しておきましょう。

バイタルサインの測定

血圧や体温および脈拍(心拍)、呼吸状態などのいわゆるバイタルサインと呼ばれるものを測定する業務です。バイタルサインを調べることにより、出てきた数値から生命に関する異常の有無を確認することができます。

血圧と体温、脈拍(心拍)、そして呼吸状態の4種類以外のバイタルサインは、意識状態や尿量、そしてSPO2(動脈血酸素飽和度)などがあります。

点滴

入院患者や外来の患者を問わず、行うことの多い業務が点滴です。ドクターからの指示に沿って点滴液を選び、滴下数を調整して投与します。

点滴液の選び間違いや滴下数の過不足、点滴ルートの不具合、点滴漏れによる刺入部位の腫れなどのアクシデントを避けるためにも、点滴の経過観察やチェックが欠かせません。

採血

静脈注射などの多種多様な注射、あるいは検査のための採血なども非常に重要な業務です。これらは実施者のスキルが反映されやすいといわれています。

よって、苦手意識を持っている看護師さんも多いことでしょう。練習や実践をひたすら繰り返すことが、技術向上への近道だといわれています。

患者さんの介助

病院によっては食事や排せつ、入浴などの身体介助に関して専門の介護職員や看護助手を担当させるケースもあります。しかし、看護師さんがこれらの業務を担当することもよくあるのです。

食事の介助時の誤嚥や、入浴時のバイタルの急激な変化は患者さんの生命の危機につながりかねませんので、慎重におこなわなければなりません。

体位の変換

患者さんは自分で身体を動かすことができない場合もあり、床ずれを避けるために身体の態勢や向きや変えてあげることが大切です。これは苦痛の軽減や血流の循環促進、関節拘縮や変形の防止にも効果があります。

手術の補助

オペ室に配属となった場合は、スムーズに手術が進行するようにドクターをサポートします。器材の準備や手術室内の環境整備、麻酔の介助や術中の器材の手渡し、手術の記録などオペ室でやるべき仕事はたくさんあるのです。

夜勤のときは消灯後に懐中電灯を持って病棟の巡回を行います。入院病棟を回って、患者さんの点滴の状態や容態の確認などを次々にチェックする大事な仕事です。

患者さんの移送

また、患者さんが検査室へ移動するときや、病室および病棟の変更、別の病院への転院のなどさまざまな機会に患者さんを移送する仕事があります。

患者さんが歩行困難である場合は、ストレッチャーや車椅子を用いて移送することが多いです。どのような場合においても患者さんの状態に合わせた、安全な移送に配慮する必要があります。

カルテ記入

患者さんの記録をカルテに記録します。カルテを記入する目的は、記録を残すという法律上の義務のためであり、次にチーム医療の一環としての情報の共有のため、さらには保険請求時の根拠として記録に残すためです。

美容皮膚科の看護師になるには一般病院と同様のスキルが必要

カルテ

美容皮膚科クリニックの看護師さんに求められるものは、一般病院でも求められる共通のものと、美容皮膚科ならではのものがあります。ここでは、一般病院と同様のスキルについてご紹介しましょう。

的確な穿刺スキルや手術の介助

美容クリニックの看護師の業務は、一般病院の業務と比べ、まったく異なるものといわれます。一般病院の業務と違う面もたくさんありますが、美容皮膚科クリニックでメインといわれる仕事があります。それは、的確な穿刺スキルであり、注射が上手にできるかということ、そして手術の介助です。

美容皮膚科クリニックにおいて、注射や手術の介助という一般病院でも求められる看護師の基本的なスキルが欠かせません。特に注射のスキルは必要不可欠です。

中には新卒で、最初から美容皮膚科クリニックに入職する看護師さんもいますが、一般病院での臨床経験を採用基準に掲げている求人がほとんどです。

美容皮膚科クリニックは大手ではないかぎり、研修やフォローにまわれるスタッフの数が限定されます。また、患者さんは美意識が高い方が多いです。注射などを経験が浅い初心者の看護師さんに任せて、万一内出血などの失敗があっては問題となります。

一般病院での臨床経験がまったくないと、美容皮膚科クリニックで仕事をするのは難しいかもしれません。一般病院のオペ室での経験などは、美容皮膚科クリニックにおいても看護師の仕事である手術介助に活かされるのです。

美容皮膚科の看護師になるには美容皮膚科ならではのスキルもあると良い◎

フェイシャル

美容皮膚科クリニックならではの歓迎されるスキルがあります。詳しく見ていきましょう。

接客スキル

美容皮膚科クリニックの仕事には、一般の病院ではとりたてて求められてはいない、接客スキルやコミュニケーションスキル、あるいはカウンセリングスキル、そして営業スキルも必要です。

美容皮膚科クリニックのほとんどの診療は自由診療になります。患者さんには安心してクリニックに治療を任せる気持ちになっていただき、契約をしてもらわなければ治療プランが始められません

また、カンセリングで患者さんの悩みや願望を聞き出すことも大切です。

そして、美容系のケア製品や美容アイテムの販売もまた重要な仕事となります。さらにクリニックによっては、看護師さんのおすすめで診療契約が発生すればインセンティブ(報奨金)が給与に上乗せされる場合もあるのです。

一般病院では、ドクターの判断にしたがって動くということが基本となりますが、美容皮膚科クリニックでは看護師が自分自身で判断して、患者さんのご相談に対応することが多い傾向にあります。

多くの美容皮膚科クリニックでは、営業に関する研修を行っているようです。研修を受けることによって、これまで接客をした経験がないという看護師さんも、基本的な対応はできるようになります。

ただし、患者さんが看護師さんを選ぶ美容皮膚科クリニックでは、看護師の給与も接客スキルのレベルによって差がついてしまうのです。スキルアップを目指すなら、研修で教わる内容以外の努力も欠かせません。

接客スキルを向上させる基本は笑顔からといわれます。一般病院に勤める看護師さんにとってもそれは同じで、看護師さんの仕事において、笑顔は重要なスキルともいえるでしょう。

笑顔は患者さんに親しみと安心感を与えます。それによって良好な信頼関係を構築し、結果的に診療報酬に反映されるのです。美容皮膚科クリニックの患者さんは、健康体ではあっても外見や肌に悩みを抱き、また診療に不安があるのです。

しかし、看護師さんも多忙からくる疲労やストレスで表情が冴えない時もあって当然です。しかしそのうえで、美容のプロとして仕事に取り組むからには、明朗で輝く笑顔を意識することも大切といえます。

特別な接客ノウハウよりも、患者さんをホッとさせる笑顔で心地よい対応をすることが、一番の接客なのです。美容皮膚科クリニックでは、患者さんからの看護師さんの指名や、コスメの売上高が給与に反映されるところも珍しくありません。

同僚や先輩の看護師さんが順調に指名をもらっていたり、コスメの売上高を伸ばしていたりすると、肩身がせまく感じて焦ってしまう看護師さんもいるでしょう。

そういう気持ちはたとえ隠しているつもりでも、患者さんは敏感に感じ取ります。また、看護師さんがよいと感じていない製品を無理におすすめしたり、うわべだけの美容知識で助言したりしても、患者さんには伝わらないでしょう。

美容皮膚科クリニックのベテランの看護師さんがよくいうのは、「看護師にとって大切なことは美容が心から好きだという気持を持つこと」です。

美容が本当に好きという気持ちで、自ら新しい施術を試したり新しいコスメを試したり、あるいは勉強したりするなど、自らの体験を通して心からの施術・接客をしたときこそ、患者さんに共感してもらえるのです。

エステティシャンなどの資格

美容皮膚科クリニックの看護師さんは看護師免許以外にも、仕事の役に立つ資格を取得している場合も多いようです。美容皮膚科クリニックの看護師さんたちにとって人気が高いものは、エステティシャンやアロマセラピストです。ほかには、美容師や理容師、そして福祉理美容士などの美容系の資格が挙げられます。

通信講座などを利用すれば、比較的費用も抑えながら学ぶことができるのです。看護師という多忙な業務の日々の中でも、資格を身につけることができます。あなたが美容皮膚科クリニックで働きたいと考えているなら、今からでも受講を始めるのもよいかもしれません。

また、エステティシャンに関しては特別です。いまだ資格の取得に至っていなくとも、取得に向けて受講中であるとか、学んでいる最中であるという状態だけでも選考の時にアピールできます。

そうしておくことにより、応募先の面接担当官によい印象を持ってもらうことができるのです。

美容皮膚科クリニックへの転職を検討しているなら、エステに関して学ぶ価値があります。エステティシャンの資格を取るための講座の内訳は、フェイシャルやボディートリートメントのやり方だけではありません。

肌に関する基本的な知識やベッドメイキング、または接客の対応の仕方やお客さんを集客する方法まで学べます。これらは美容皮膚科クリニックの仕事の上で、どれひとつとっても活用できるものばかりです。

他にも昨今では、専門のドクターの監修によるメディカルエステも注目されています。そこでは看護師免許を保有しているエスティシャンこそよい仕事ができるのです。

看護師免許にエステティシャンの経験や資格を合わせることで、できることの幅が広がります。そういう看護師さんは未来において独立し、個人でエステティックサロンを立ち上げるのも決して夢ではありません。

代表的な日本のエステティック協会の認定資格は下記の通りです。

  • ソワンエステティック協会 認定エステティシャン
  • 日本エステティック業協会(AEA)認定エステティシャン
  • 日本エステティック協会 認定エステティシャン

なお、美容皮膚科の具体的な仕事内容に関しては下記の記事を参考にしてください!

関連記事:美容皮膚科に転職する前に知っておくべき主な6つの仕事内容とは?

美容外科(美容整形外科)の看護師になるにはどんなスキルが必要?

ここからは、美容外科の看護師になるためのスキルを紹介していきます!

機器操作や美容整形手術の介助

美容外科の看護師には、美顔器・脱毛器などの機器操作や整形手術の介助など、一般病院とは異なる業務が目白押しです。そのため、美容機器の操作などのスキルが必要になります。ただし、美顔器・脱毛器の操作は美容外科クリニックに就職すれば、短時間でマスターできるスキルなので心配はないでしょう

また、美容外科クリニックのスタッフである看護師さんは、患者さんにとって気軽に相談しやすい相手となります。そのため、初診時のカウンセリングなど、細やかな対応が求められるケースもあります。

美容看護師になるには語学スキルも重宝される

カウンセリング

日本の美容クリニックの診療やサービス内容のクオリティの高さは、実は海外からも非常に高い評価を受けています。そういう影響もあって、さまざまな国からの患者さんが訪れてくるのです。

美容クリニックの看護師さんは、患者さんのさまざまな悩みやコンプレックスに耳を傾けて、それに対して効果的なアドバイスや診療プランを提案する必要があります。そこで、外国からの患者さんに対応できる、語学に長けた看護師さんを必要としている美容クリニックがたくさん存在します。

語学系の資格とされるものは英語検定が有名ですが、むしろ実践的なTOEICのスコアが重んじられます。海外の患者さんと対話できるようになるためには、スコア650以上です。

ほかにも美容クリニックでは、エキスパートとしての深い専門知識も英語で正しく表現する能力も求められます。

語学を習得することにより、海外の看護師資格あるいは美容系資格を身につけることができれば、諸外国の美容クリニックで働く道さえも開いていきます。

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さまざまな点で一般病院と違うことも要求されますが、基本部分は共通しています。現在持っている資格やスキルに、ほかのスキルを加えていく学びの実践を意識することで、資格未取得であっても選考においてアピールすることができるのです。

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関連記事:看護師転職サイトおすすめ全98社徹底比較ランキング

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