看護師を辞めたら幸せになれる?プロが本気でアドバイス!

「看護師を辞めたら幸せになれるのかな…」ある日、ふとこう思う方もいるのではないでしょうか。

4年制大学や専門学校に通い卒業とともに看護師資格を取得。晴れて看護師として働いていた矢先、「白衣の天使なんてウソじゃん!」「思っていた仕事と全然違う」など、理想と現実のギャップにショックを受ける方もいると思います。

看護師として数年働いた後「辞めたい」と思っても、資格取得に向けて頑張ってきた勉強の日々や看護師資格を活かして働く以外に自分の長所が見つけられず、最終的には行動を起こせないケースもあります。

看護師を辞めるも続けるも個人の選択ですが、悔いが残る選択だけはしてほしくありません。そこでこの記事では、看護師を辞めるか悩み中の方に向けて、プロが本気でアドバイスします。辞める前に知っておきたいこともまとめているので是非参考にしてください。

目次

看護師を辞めたら幸せになれる?

結論から言うと、看護師を辞めることによって幸せになる人もいれば、幸せにならない人もいます。

「看護師の業務内容が合わず、何をやってもうまくできない」「楽しいと思える業務がない」など、看護師の仕事そのものが原因で辞める場合は、辞めることによって幸せになれる可能性はあります。

しかし、会社との相性・職場の人間関係など、その職場が原因で辞める場合、看護師が嫌で辞めるわけではない可能性が考えられるため、看護師を辞めたからといって幸せなれるとは限りません。

自分が「やりたい仕事」と「できる仕事」は別であり、必ずしもマッチするわけではありません。不器用な人が物作りをしたいと職人を志したとしても、簡単になれるものではありませんよね。

仕事は、会社と会社、人と人との関わり合いの中で成り立つものなので、仕事が合わないのか今の職場や人が合わないのか、原因を混同しがちなのですぐに判断は難しいでしょう。

そこで次章からは、看護師を辞めたら幸せになる人、逆に後悔する人の特徴などについて見ていきます。

看護師辞めて良かった!と辞めた後に心から思える人の特徴

まずは、看護師を辞めることによって幸せになる人の特徴をみていきましょう。

看護師の目標達成した人

看護師としての目標は人それぞれあると思いますが、元々掲げていた目標を達成した人は、次のステップに進んでも後悔する可能性は低いでしょう。

「看護師としてより専門性を高めたい」という目標

看護師としてワンランク上の資格「認定看護師」「専門看護師」があります。

これらは、ある特定分野に特化した認定資格で、特定分野のより深い知識を習得したものに与えられるものなので、ひとつの目標として掲げている方も少なくありません。

プリセプターや主任、看護師長といった管理職としての実績

看護師として新人教育に携わったり、施設のマネジメントに関わるなど、現場で働く看護師にとってはひとつの目標であることが多いと思います。

専門学校や大学などで看護知識を教えたい

看護知識・経験をフルに活かし、教員としてこれからの看護師を育て、日本の医療を根本から支えたい。このような大きな目標がある方もいるのではないでしょうか。

誰もが看護師の資格を取得できるとは限りませんし、看護師として働けるわけではありません。看護師として働いているのは、今までの努力の積み重ねによって実現できたことです。

看護師として働く前には、様々な目標があったかもしれませんが、働くうちに仕事で精一杯になり、当初の目標が見えなくなってしまうケースもあるでしょう。

その中で自分が掲げた目標を達成できた方は、後悔することなく次の仕事に進み、良いキャリアを積めると思います。

ライフイベントに応じて看護師を辞めた人

看護師は女性が多い職業で、結婚や妊娠・出産などのライフイベントによって辞めた人は後悔しないケースが考えられます。

結婚や出産を理由に看護師を辞める人は20代〜30代に多く見られ、特に30代の看護師に顕著に見られます。40代以降であれば両親の介護などによって仕事を続けられない人もいます。

人間関係のトラブルやワークライフバランスの乱れにより退職を余儀なくされるなど、業務内容以外での外的要因によって幸せを感じられない人は多くいます。

その中で、ライフイベントが原因の退職の場合、自分一人の考えで選択したわけではなくどうにもならない状況であるため、辞めて後悔するケースは少ないでしょう。

また、子育てを理由に辞める場合、一度現場を離れることにはなりますが、看護師は人手不足なので年齢に関わらず需要があります。そのため、子育てが落ち着いた40代頃から復職することも可能です。

看護職が合わなくて辞めた人

「血を見ることができない」「患者さんのために身を粉にして働けない」など、看護師業務に支障が出るような欠点によって辞めた人は後悔しないでしょう。

看護師は人の命に関わる重要な仕事であり、忙しいながらも患者さんのために汗水垂らして働く仕事です。病気を間近に見ても患者さんを救いたいと思えなかったり、患者さんに興味を持てないと看護師業務をしていても辛くなるだけです。

また、日常的に行う採血やバイタル測定、患者さんの介助など、人に触れる機会が多いので、他人に触れられない方やコミュニケーションが取れない方も向かないと思います。

自分に向いているかどうかは働いてみないとわからない部分が多いです。10代の頃から大学や専門学校に進学して看護師を志す人が大半なので、実際の仕事内容を知らないまま資格取得をし、入職してから自分に向いていないと気付くケースが多いでしょう。

「向いてないのでは?」と思っている方は、一度看護師業務の洗い出しをして、自分ができること・できないこと、得意なこと・不得意なことを挙げることで、自分が本当に看護師が合わないのかわかるのではないでしょうか。

この機会に、仕事の棚卸しをして、自分の適職を見定めてみても良いかもしれません。

看護師を辞めて後悔する人の特徴

看護師を辞めて幸せになる人もいれば、後悔してしまう人もいます。

そこで、次は後悔する人の特徴についてみていきます。

一時的な感情から看護師を辞めた人

業種や職種によって閑散期や繁忙期は異なり、繁忙期になると忙しすぎて心身ともに余裕がなくなるので一時的に「辞めたい」といった負の感情が出るケースもあると思います。

特に看護師は患者さんがいる限り常に忙しく、心身のケアをする時間が作れません。そのため、自分の疲れのピークに達した時に、勢いで看護師という仕事自体を辞めてしまいます。

しかし、自分の状態が良くなった時に振り返ってみると、「辞めなきゃよかった」と後悔してしまうかもしれません。

看護師は忙しいだけでなく日頃からネガティブな感情を持った患者さんと接する機会が多いため、自然と自分も影響を受けてしまう可能性があります。ネガティブな発言や行動ばかりする知人とずっと一緒にいると疲れてしまいますよね。それに近い感覚です。

また、夜勤をしている場合、生活リズムの乱れから自律神経の不調が起こることが多く、頭痛、不眠、便秘、倦怠感など、日常生活にはストレスとなる症状を抱える方も多くいます。プライベートの時間が家族や友人などと合わずお出かけなどの予定が組めないため、心をリフレッシュする時間がない方も多いでしょう。

退職理由で一番多いのは職場の人間関係です。他にも職場の環境が原因であることがほとんどで、仕事が合わないからではありません。看護師の仕事がキツく、辞めたいと考えている方は、理由が別にあるのではないか。と一度冷静になり、職場環境や自分の勤務時間などの働き方を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

職場の人間関係が本当に嫌で看護師を辞めた人

先ほど退職理由で一番多いのは職場の人間関係であると述べましたが、決して仕事自体が嫌で辞めたわけではないので、それが原因で看護師を辞めた方も後悔する可能性があります。

人間関係が原因の退職は20代看護師に多く見られ、退職者の約5割近くが人間関係による退職を決断しています。約5割の中には看護師が合わず辞めた方もいるのかもしれませんが、仕事が嫌なわけではないのに辞めてしまうのは非常に残念です。

看護師は女性比率が高く、女性特有のギスギスした人間関係が特徴です。職場に苦手な同僚や上司がいる場合、「この人がずっといるなら私は辞める」と毎日のように思うこともあるでしょう。しかし、それは職場に対する不満であって看護師という仕事に対する不満ではないと思います。

今一度冷静になり、看護師の仕事をどう思っているのか考える時間を作りましょう。

看護師は女性比率が高いと述べましたが、精神科など診療科によっては男性比率が高い施設もあるので、広い視野で自分の今後について検討することをおすすめします。

夜勤・残業が理由で辞めた人

職場の人間関係に次いで退職理由として多いのが夜勤や残業などの勤務時間に関するものです。この理由で辞めた方も後悔する可能性があります。

入院病床を有する急性期病棟などは緊急処置が必要になることが多く、日夜油断できない状態が続きます。急な対応により残業が多くなってしまうこともしばしば。看護師の中で体調不良者が出れば誰か代わりを務めなければならないケースもあります。

看護師として多くの看護業務を経験できるので知識・経験ともに良いキャリアが積める反面、身を粉にして働かなければならず、心身ともに疲れてしまい看護師という仕事に負のイメージがつくことで辞めてしまう人もいるでしょう。

しかし、他施設の看護師の働き方を知らないまま「看護師はこういうものだ」と決めつけて辞めてしまうのはもったいないです。もしかすると夜勤や残業がなく、ワークライフバランスを保ちながら働ける職場もあるかもしれませんし、上司に相談することで、働き方を見直してくれる可能性だってあります。

時間が改善されなければ辞めると考えているなら自分一人で抱え込まずに、まずは相談してみるのも良いかもしれません。

看護師自体は辞めない方が良い【転職のプロからのアドバイス】

看護師は専門資格を有する人しかなれず、施設によって働き方や特徴に違いがあるので、看護師自体を辞めてしまうのは、今まで費やしてきた資格取得にかかった勉強の努力や学費などの観点からしてももったいないです。

業種問わず退職理由で最も多いと言われている「給与・待遇面」については、看護師は申し分ないといえますし、専門性の高い仕事はキャリアが全てです。

ここでは、看護師そのものを辞めない方が良い理由についてご説明します。

看護師の年収は高いので今後収入が減る

看護師は他業種と比較すると収入が高く安定しているため、辞めると収入は下がる可能性が高いです。

施設によって夜勤の有無が異なり、専門資格などの資格手当や勤続年数によって開きがあるため、明確な給与額の算出は難しいですが、看護師の平均年収は約350万円〜約500万円です。

看護師の募集要項を見る限り、正社員であれば初任給が約27万円スタートで、経験年数を重ねるにつれて給料が上がり、15年以上の経験で約37万円程度にまで上がることが予想されます。

これらは日本の平均年収や平均初任給からみても明らかに高いです。

日本全国の平均年収は男女で差がありますが、女性の場合、20歳から50歳までの間で約250万円〜約400万円なので、全業種の平均と比較して高いといえます。初任給平均に関しては約22万円弱スタートであることが多く、どちらの観点からみても高いことがわかるでしょう。

一昔前まで終身雇用が当たり前だった日本も、今や転職をしてキャリアアップする時代になっています。しかしそれは同職種の転職が前提であり、異業種で未経験の仕事に就く場合、収入が下がるのは当然で、年齢を重ねていれば尚更です。

看護師として働き続けることでより収入は安定し、豊かな生活を送れる可能性が高くなるので、収入を下げたくない人は辞めない方が賢明です。

看護師を辞めると復帰が難しくなってしまう

一度看護師を辞めて医療現場から離れると、復帰のハードルが高くなることがあります。

一時的な感情で看護師から離れた方は、状況が落ち着き気持ちが冷静になった時に、また看護師の仕事を始めたいと思う方もいるでしょう。

どの仕事も責任があることに変わりはありませんんが、看護師は人の命に関わる仕事で、採血やバイタル測定、その他の処置は経験が全てです。

長期のブランクがあると看護技術が低下する可能性があるため、以前のように適切な処置が行えるのか不安が大きくなってしまうことから、復帰に踏み切る勇気がなくなります。そして何より、人の命に直結する責任感を客観的に感じるので、怖気ずく可能性も考えられます。

看護師から離れる前に、今一度職場環境や雇用形態を考え直し、別の診療科や施設に職場を変えたり、パート・アルバイトといった雇用形態でもいいので医療現場で働き続け、看護師を続けたいと思った時に常勤の看護師に戻るなど、後悔しないように慎重にキャリアプランを立てることをおすすめします。

看護師の病院以外での働き方

看護師を辞めた人の中には、後になって看護師のやりがいや給与水準の高さなどを実感し、後悔する方も少なくないのではないでしょうか。また、残業や夜勤など心身ともに負担が大きかったり、高いスキルを求められる施設で働いている場合、これ以上続けられないと感じている方もいるでしょう。

看護師が活躍できる職場は病院だけではありません。

ここでは、病院以外で看護師として働けるおすすめの施設をご紹介します。

夜勤・残業が少ない職場

まず夜勤・残業が少ない職場をまとめました。

  • クリニック
  • 保育園
  • 介護施設、高齢者向け施設
  • 訪問看護
  • 産業看護師
  • 医療機器メーカー
  • 治験支援を行う機関
  • 健診センター

クリニック

病院以外と述べましたが、街中にある内科や外科などのクリニックは入院病床を有さないため夜勤がなく、予め診療日・診療時間が決まっているため休日が規則的で残業も少ない傾向にあります。

クリニックは小規模であることが多いため人員が少なく、受付からPC業務などの事務作業、患者さんの処置や介助まで一人で行わなければなりません。

給与水準は夜勤手当などがないため病院の中では低い傾向にあります。

また、美容クリニックも夜勤や残業は少ない可能性が高いです。入院病床はなく、予約診療がメインなので診療時間を超えて患者さんがいるというイレギュラーはあまり発生しないでしょう。

美容クリニックは自由診療であることが多く、患者さん一人あたりの単価が高いため、給与水準を高く設けているクリニックが多いですが、他の科と分野が異なるので一度経験すると他の科に転職する時にハードルが上がってしまったり、美容に関する興味や意識が必要です。

保育園

看護師が常駐している保育園が増えてきているのをご存知でしょうか。

保育園看護師は主に園児の健康管理が仕事で夜勤がなく、規則正しい生活を送ることができるでしょう。子供が好きな方にはおすすめの施設です。

介護施設、高齢者向け施設

介護施設や老人ホームにも看護師なので、高齢者に寄り添った看護をしたい方にはおすすめです。

入浴介助などは介護士がメインとなって対応してくれるので体力的にも負担は少なく、給与水準も低くありません。ただし、施設によっては夜勤が発生する施設もありますので、入職前にしっかりと調べることをおすすめします。

訪問看護

訪問看護ステーションは介護士などチーム単位で利用者さん宅に訪問して看護サービスを提供する仕事で夜勤が発生しない施設が多いです。

医師が付き添うわけではないため医療行為は行いませんが、バイタル測定など利用者さんの身体の状態を診るという点で看護師の経験を存分に活かせるでしょう。

産業看護師

一般企業に常駐し、その企業に勤める従業員の緊急処置や健康管理を行うのが産業看護師の主な仕事です。産業看護師を募集している企業は大手企業であるためそもそも求人数が少なく、倍率がかなり高いので保健師の資格とダブルライセンスを取得することをおすすめします。

働き方は一般企業に勤める方と同じような土日祝休みになるので、不規則な生活にはなりにくいでしょう。

医療機器メーカー

看護師としての実務的側面は減るかもしれませんが、看護師資格を活かせる仕事として、医療機器メーカーに勤めるケースもあります。医療の発展に貢献したい方にはおすすめです。

治験支援を行う機関

治験などを行う時には、治験者のバイタル測定や健康管理が必要不可欠なので、看護師資格を持った人員が必要になります。病院施設ほどの看護師数を必要としていないため、正規雇用で働くためにはハードルが高いかもしれません。

健診センター

社会人として企業に勤めたことがある方であれば、定期健康診断を受診する機会があると思いますが、その時に健康診断を受けるのが健診センターです。

健診センターの看護師は主に身長や体重、脈拍などを測ったり、採血を行います。

患者さんを相手にしているわけではないため、基本的に介助などの必要がなく、休みも定期的にあるので心身ともに余裕を持って働けるでしょう。

高いスキルを求められない職場

前述した夜勤や残業がない病院以外の施設は、医療行為が発生するケースが少なく、緊急処置などの幅広い知識と経験を要する高度なスキルを必要としません。

また、施設によっては病気の予防や健康管理など、疾患を抱える患者さんではない人に向けた看護業務がメインになるため、看護師の経験を活かしつつキャリアを積むことができます。

しかし、保育園や一般企業などで働く場合、常駐する看護師の数には限りがあり、場合によっては自分一人しかいないケースも考えられるため、ある程度の看護知識や看護経験、自分で仕事の判断や決断を下さなければならない責任感やプレッシャーがあるので注意が必要です。

職場が嫌で看護師を辞めた人におすすめの転職サイト

ここからは、看護師を辞めてしまったが再チャレンジしたい方のために、おすすめの転職サイトについてご紹介します。

看護roo!(看護ルー)

求人数約59,000件
対象職種看護師・准看護師・保健師・助産師
対応地域全国
対象年代20代〜50代
おすすめポイント上場企業が運営・ブランクOK・面接対策・履歴書添削・転職後サポート

看護roo!は東証一部上場企業である株式会社クイックが運営する看護師に特化した転職サイトで、「関わった全ての人をハッピーに」を理念に10年以上利用されている信頼できるサイトです。

過去に利用した方は何十万人もおり、「サイト型」「エージェント型」の両面型なので求人検索だけでなく、キャリアアドバイザーからの求人紹介から履歴書添削、面接対策や施設見学、入職後のアフターフォローに至るまで一貫してサポートしてくれます。

病院掲載数は業界トップクラスで、利用した方の約96%が「満足」と回答していることから、職場が嫌で看護師を辞めた方にもおすすめのサイトといえるでしょう。

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)

求人数約60,000件
対象職種看護師・准看護師・保健師・助産師
対応地域全国
対象年代20代〜50代
おすすめポイント非公開求人・専任アドバイザー・面接対策・履歴書添削・模擬面接

看護師ワーカー(旧 医療ワーカー)は株式会社トライトキャリアが運営する看護師に特化した転職サイトです。全国の求人数約59,000件を保有しており、専任のキャリアアドバイザーに相談することで、サイトに掲載されていない非公開求人の紹介を受けられます。

メルマガ登録することで定期的に求人紹介や転職相談を受けられるので、他サイトと併用して利用することをおすすめします。

レバウェル看護

求人数約139,000件
対象職種看護師・准看護師・保健師・助産師
対応地域全国
対象年代20代〜50代
おすすめポイント非公開求人・専任アドバイザー・面接対策・履歴書添削・模擬面接

レバウェル看護はレバレジーズメディカル株式会社が運営する日本最大級の求人数を誇る看護師に特化した転職サイトです。全国約12万件の求人の中から自分に合った条件の求人を探せます。

年間で約4,000回の施設訪問を行い、施設の医療方針や在職者の特徴、退職者の退職理由まで情報収集をしているので、内情を把握したうえで慎重に転職を進めたい方にはおすすめです。

転職活動を初めてする方も、専任のキャリアアドバイザーと電話やLINEでやり取りができるため、空いた時間に情報収集をしながら気軽に利用できるでしょう。

看護師を辞めることに関するQ&A

病院の看護師を辞める人はどれくらいいますか?

約10人に1人の割合で辞める人がいます。

日本看護協会が報告した病院看護実態調査によると、正規雇用看護師の離職率は全体で11.5%となっており(2019年度結果)、約10人に1人の割合で辞めていることがわかります。ちなみに、新卒採用者は8.6%、既卒採用者は16.4%という結果になっています。

看護師を辞める理由は主に何ですか?

出産・結婚・育児を理由とする退職が多いです。

それ以外にも以下の理由が挙げられます。

  • 残業などの勤務時間の多さ
  • 職場の人間関係
  • 他施設、他科への興味
  • 親族等の介護
  • 給与に対する不満
  • 責任の重さによる不安
  • 通勤距離や夜勤
看護師を辞めるならベストなタイミングはいつですか?

4年目以降をおすすめします。

専門職である看護師は経験がすべてと言われており、学生時代に身につけた知識だけでは業務をこなすことは難しいです。そのため、ある程度の現場経験を積んでおくことで、他の施設や他の科への転職など自身のキャリアアップを前提とした転職が実現できるでしょう。また、一度経験を積めば、多少のブランクがあってもゼロベースの人よりは有利に進められるでしょう。

看護師を辞めたら幸せになれる?まとめ

医療の発展により人間の平均寿命などが伸びているということは、それだけ日々医療従事者の需要が高まっているとも言えるので、看護師の仕事は益々大変になってくるかもしれません。

その中で、色々な事情により看護師を辞めたいと思っている方がいると思います。しかし、一時的なネガティブな感情や考えがトリガーになっていることが考えられるため、原因が看護師という仕事そのものにあるとは限りません。

看護師は有資格者だからこそ行えるやりがいがある仕事です。給与水準も安定しており、お金の面で生活も安定していくでしょう。それでも今の職場を辞めたいと思うのであれば、看護師を活かしながら別の科や施設に環境を移し、落ち着いて様子を見るのはいかがでしょうか。

一度環境を変えてみて、それでも辞めたいと思った時に別の業種や職種への転職を検討してみても遅くないと思います。

業種問わず、仕事とプライベートを充実させ、豊かな生活を送るためには心身の健康を保つことが肝心で、それは今の職場の人間関係や働く時間帯、勤務時間など、様々な理由によって乱れてしまいます。数年後に自分自身の人生を振り返ったときに後悔がなく、幸せに過ごせる選択を常に意識して行動してみてはいかがでしょうか。

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