ハイクラスの転職に特化したビズリーチ。「もっとお金に余裕のある生活をしたい」「自分の可能性を広げたい」このような“収入アップ“を目的として転職を考えている方の中には利用を検討している方も多いのではないでしょうか。
基本的には無料でサービスを利用できますが、一部有料会員制ということもあり、実際に利用した方の評判や口コミを聞いてから検討したいという気持ちもあると思います。
そこでこの記事では、転職のプロとして数多くの求職者の転職を成功に導いてきた「転職.jp」の編集部が、実際の利用者1638人を対象にした独自アンケート調査の結果をもとに、ビズリーチの評判を徹底分析しました。
その結果、判明したビズリーチのメリットやデメリット、併用におすすめな転職サイト、ビズリーチを利用して上手に転職を成功させるコツなど、利用前に知っておきたい情報をご紹介するので、この記事を参考に転職活動に必要な情報収集に役立ててください。
ビズリーチの評判を知る前に確認しておきたい基本情報
ビズリーチは株式会社ビズリーチが運営する即戦力人材に特化した会員制転職サイトです。全国の公開求人数は約85,000件となっており、選択肢の幅がずば抜けて高いのが強みです。そして、転職後の平均年収が高く、年収アップに成功する方が多いのが特徴といえるでしょう。
また、国内求人のみならず、グローバル企業の求人も取り揃えており、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど約10カ国の求人もあるので、外国語を活かしたい方やグローバル思考の方にも利用する価値があるでしょう。
- 運営会社:株式会社ビズリーチ
- 公開求人数:約140,200件 ※2024年11月時点
- 転職後の平均年収:30代約800万円/40代約950万円
- 対応職種:全職種
- 対応エリア:全国
- 得意分野:ハイクラス求人
- 特徴:お試し検索、求人検索、直接スカウト・直接連絡、登録審査あり、一部有料会員制
ハイクラスの求人が多い
ビズリーチの強みといえるのが、掲載している求人の3分の1以上が年収1,000万円以上の求人である点です。
ハイクラスに特化しているため高収入求人が集まっているのは当然ですが、誰でも応募できるわけではありません。
登録情報をもとに利用前の審査があり、会員クラスというのが決定します。未経験者やあまりにも転職回数が多い方など、年齢や経歴などを考慮のうえ利用そのものが制限されてしまう可能性があるので注意が必要です。
スカウト型
通常イメージする転職サイトは、自分で求人情報を検索して、自分が興味を持った求人に自ら応募する流れではないでしょうか。しかし、ビズリーチはスカウト型の転職サイトとなっており、求職者が登録した情報を企業やヘッドハンターが閲覧してスカウトしてくれるというのがサービスの流れになっています。
スカウト型のメリットとしては、自分の情報を登録さえしてしまえば、あとは待っているだけで向こうから連絡が来るので、求人を検索する手間が省けます。また、スカウトの場合、書類選考が免除であることが多く、そのまま面接や面談に進めるので選考においても有利といえるでしょう。
転職活動をしていると自分の学歴や経歴など、自分の市場価値がよくわからない方も多いので、求人の条件に高望みをしてしまい、中々転職先が決まらないという負のスパイラルに陥るケースも考えられます。
ビズリーチのスカウト型であれば、応募企業側が求職者の経歴などのステータスを見てスカウトしてくれるので、スカウト案件に目を通していくうちに自分の市場価値が把握できるため、自分の現実的な転職活動に役立ちます。
また、転職サイトで自分から検索するタイプだと、業種や職種、会社規模など自分の理想や好みの求人ばかりを探してしまう傾向がありますが、スカウト型にすることによって自分が今まで検討もしていなかった、自分で見つけられない企業などを知る良い機会にもなるため、転職の幅が広がります。
何よりも、自分から求人検索をすると途方もない時間がかかってしまうので、待っているだけでオファーが来るスカウト型は転職活動を効率的に進めるうえではかなりありがたいサービスといえるのではないでしょうか。
転職後の平均年収が高水準
転職をする以上「年収を上げたい」と思うのは当然のことだと思いますが、それが中々叶わないのが現実。しかし、ビズリーチを利用することで年収をアップさせた人が多いのも事実です。
ビズリーチに掲載している求人約17万件のうち約42,000件が年収1,000万円以上の求人となっており、高給与の求人が多いことがわかります。
ビズリーチは登録時に審査が設けられており、審査に通過した方でないと利用できません。ということはそれだけ求職者のステータスが一定数以上見込まれているということなので、応募企業は優秀な人材を確保したい企業ばかりで年収を高く設定しているケースが多いのです。
また、ビズリーチは基本的に企業やヘッドハンターが求職者のプロフィールを見てスカウトするスタイルになっているため、求職者側が採用に至った際に年収などの条件面の交渉がしやすいというのも、平均年収が高水準である理由ではないでしょうか。
年収アップしたい方は、ヘッドハンターを利用しましょう。ヘッドハンターは大手のヘッドハンティング会社や転職エージェントに所属しているいわば転職のプロフェッショナルで、ビズリーチに登録しているヘッドハンターも登録時に審査があります。
そのため、優秀なヘッドハンターが多く、それぞれ業界に精通しているプロフェッショナル集団なので、自分が希望する業界を得意とするヘッドハンターに担当になってもらうことで年収アップの可能性を高められます。
ビズリーチの評判は?
ビズリーチを利用した方の評判や口コミには良い評判もあれば悪い評判もあります。一人一人経歴も状況も違いますし、価値観も異なるため仕方のないことだといえます。ただ、できることなら利用前に自分に合っていそうか情報を確かめてから利用したい方も多いと思います。
ここでは、ビズリーチの良い評判と悪い評判についてみていくので、利用前に参考にしてください。
ビズリーチの評判【良い評価】
- 金融、コンサル、外資系といった高収入の求人情報が豊富
- 役員や管理職などの経営層の求人が多数
- ヘッドハンターとの人脈が作れる
ビズリーチの評判は自分に合うヘッドハンターに出会えるかどうかでほぼ決まるので、自分に合うヘッドハンターからの求人紹介であれば好条件で満足している方が多いです。
ハイクラスに特化した転職サイトなので、ある程度の経験を持った求職者向けの良い求人が掲載されているのが強みといえます。
また、求職者およびヘッドハンターのレベルの高さが特徴です。
以下で詳しくみていきます。
良い評判1:金融、コンサル、外資系といった高収入の求人情報が豊富
年収1,000万円以上の公開求人が42,000件あり、そのうち金融や外資系などの公開求人は約12,000件あります。
外資系に特化したヘッドハンターも多く登録されているので、「英語が苦手で自信がない」「未経験でどんな点をアピールすれば良いのかわからない」といった方にも、ヘッドハンターが的確なアドバイスをくれるのではないでしょうか。
40代男性外資系の評判・口コミ
業界に詳しく理解力があるヘッドハンターさんに担当してもらい、TOEICの点数が低いという弱点を補えるようなアプローチ方法を指南してくれました。他社だとあまり興味がない求人までバンバン送ってくる傾向がありますが、希望を正確に聞き取っていただき、効率的に転職活動を進められたので、担当によってサービスの質が左右されるものだと実感しました。
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●利用した期間:4ヶ月
独自アンケートから引用
●有料プラン:1ヶ月
●企業スカウト数:250通
●利用したヘッドハンター:6人
●外資系へ転職
良い評判2:役員や管理職などの経営層の求人が多数
ビズリーチでは経営者やCEO、COOなどの公開求人数が約1,300件となっており、経営戦略や事業統括などを含めると1万件以上の役員、管理職求人があります。
40代女性の評判・口コミ
今まで自分で会社を経営していたのですが、経営不振によって一度会社をやめることになったので再就職をしようとビズリーチを利用しました。ビズリーチはハイクラス向けの求人が豊富と聞いていましたが、私なんかで就職できるのだろうかと不安でした。色々とわがままな条件にも応えてくれて求人を紹介してくれました。おかげさまで好条件の経営層のポジションで就職先が決まりました。
独自アンケートから引用
入社後のミスマッチが不安な方や自分のペースで転職活動を進めたい方にはカジュアル面談がおすすめです。カジュアル面談は面接の前に企業と求職者が面談し、条件などのすり合わせを行うもので、面接前に接点を作ることで、求職者の入社意欲を高める目的があります。
良い評判3:ヘッドハンターとの人脈が作れる
ビズリーチを利用したことでヘッドハンターとの運命的な出会いを果たしたケースもあります。
30代男性の評判・口コミ
ビズリーチを利用してフリーのヘッドハンターと知り合い、転職に成功しました。転職前は朝から遅くまで働きっぱなしだったのでプライベートの時間も大事にしたいという思いでいたところ、完全リモートワークの仕事を紹介していただき「ここなら家族との時間も大切にできる」とゴリ押ししていただきました。他社の転職エージェントは数打ちゃ当たるといった感じで大量の求人を紹介するばかりなので、自分の希望を考慮のうえ紹介してくれた方が納得感がありました。
年収は下がりましたが、今の仕事に就いて人生が変わりました。何かあればまたその方にご相談しようと思います。
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●利用した期間:3ヶ月
独自アンケート
●有料プラン:なし
●利用したヘッドハンター:3人
●ワークライフバランスを重視した転職に成功
ビズリーチは、大手の転職エージェントで経験を積んだフリーのヘッドハンターなども多く登録しているため、過去に築いてきた企業との人脈を持っている方もいます。
フリーや小規模のヘッドハンターは、大手求人や求人の数は多くありませんが、それぞれ業種や職種に特化していたり、詳しい情報を把握している求人を保有しているケースが多いため、希望条件にマッチした求人を紹介してくれる可能性があります。
様々なエージェントやヘッドハンターと繋がりを持てるのがビズリーチの強みといえるのではないでしょうか。
ビズリーチの評判【悪い評価】
- 企業からスカウトが来ない
- ヘッドハンターからの勧誘が多い
- 希望とマッチしない求人を紹介される
ビズリーチの評判・口コミの中には悪い評判もあります。中には対策ができる場合もあるので、それぞれみていきましょう。
悪い評判1:企業からスカウトが来ない
企業からのスカウトが来るのがビズリーチの売りなはずなのに、ヘッドハンターからしかスカウトが来ないという声がありました。
20代男性の評判・口コミ
営業職から未経験でシステムエンジニアを希望したことがいけなかったのか、企業からのスカウトは1件も来ませんでした。未経験職種を希望してのビズリーチの利用は適さないのかもしれないと感じました。
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●利用した期間:1ヶ月
独自アンケートから引用
●有料プラン:なし
●利用したヘッドハンター:1人
●企業からのスカウト0件で転職できず
知り合いの採用担当の話を聞いてみると、職務経歴書や自己PRに具体的な数字などの実績が書かれていない方が多く、会社内での役割や成果などがイメージできないため、スカウトができないケースがあるということでした。
職務経歴書の書き方を今よりも具体的な数字を交えるなど詳細を書くようにすることで、スカウトが増えるのではないでしょうか。
悪い評判2:ヘッドハンターからの勧誘が多い
ビズリーチに登録した途端、ヘッドハンターから大量のスカウトが来ますが、大半が定型文で一斉に送信されたであろうメッセージであるという口コミが多くありました。
50代男性の評判・口コミ
登録してすぐにヘッドハンターから多くのメッセージをいただきましたが、プロフィールを見たうえでの求人紹介とかではなく、「まずは面談しましょう」といった勧誘的な内容ばかりで、一切面談はしませんでした。
最終的に知り合いの社長の企業からプラチナスカウトが来て、そこで内定が決まりました。
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●利用した期間:5ヶ月
独自アンケートから引用
●有料プラン:なし
●利用したヘッドハンター:0人
●直接応募した企業:5社
スカウトには「通常スカウト」と「プラチナスカウト」があり、この見極めが重要です。
通常スカウトは送信などに制限がなく誰に対してもバンバン送れるのに対し、プラチナスカウトは回数制限などが設けられているため、送る人を厳選しなければなりません。スカウトの種類を見極めることで、自分の中で面談するしないの線引きをしておくと良いでしょう。
悪い評判3:希望とマッチしない求人を紹介される
ヘッドハンターによっては見当違いな求人を紹介するケースもあるという口コミがあります。
30代男性の評判・口コミ
私は医療業界を希望していたのですが、担当のヘッドハンターが医療業界に詳しくなく、全く関係のない業種ばかり紹介してきました。試しに応募してみたのですが、特にアドバイスもなく何もわからないまま面接して何もないまま終わりました。
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●利用した期間:3ヶ月
独自アンケートから引用
●有料プラン:1ヶ月
●利用したヘッドハンター:1人
●直接応募した企業:5社
ヘッドハンターによっては、あえて希望ではない業種の求人を紹介しているケースがあります。それは、求職者の経歴などのプロフィールを見て、業界動向など将来的なことも考えたうえでおすすめできる求人が別業種だったからに過ぎず、意地悪で紹介しているわけではないのです。
ヘッドハンターが紹介する求人を詳しく確認し、転職の視野を広げるのもアリではないでしょうか。
ビズリーチの評判から徹底解明!利用は会社にバレる?の審議とは
ビズリーチは企業からのダイレクトリクルーティングとヘッドハンターからのスカウトが主流なので、自分が勤めている会社がビズリーチを利用している場合に、名前や経歴から自分が転職活動をしていることがバレてしまうのではないかと不安に思われる方も多いのではないでしょうか。
結論、会社にはバレません。
ビズリーチを利用している企業やヘッドハンターは、登録されている求職者の氏名、生年月日、電話番号、メールアドレスといった個人情報を閲覧できません。したがって会社にバレる可能性は低いといえます。
ただ、求人に応募した時やスカウトメッセージの返信をする時に名前や連絡先を表示してしまうと知られてしまう可能性があるので注意が必要です。
会社にどうしてもバレたくない場合にやるべきこと
企業ブロック機能を利用する
氏名や生年月日などの個人情報が公開されていないとしても、職務経歴などを見られてしまうとバレてしまう可能性があります。企業ブロック機能を設定することで指定した企業にのみ職務経歴を非公開にできるため、バレるリスクを減らせるでしょう。情報はどこから漏れるかわからないものなので、自分が思いつく限りの全ての企業に対してブロック設定することをおすすめします。
ヘッドハンターブロック機能を利用する
ビズリーチは企業ブロックだけでなくヘッドハンターに対してもブロック機能が使えるので、不安な方はそちらもしておきましょう。
そもそも会社名を公開しない
関連する企業やヘッドハンターをブロックしたつもりでも、どこから情報が漏れるかわからないので不安が解消されない場合は、そもそも会社名を公開しないという手もあります。しかし、会社名を公開していないとスカウトなどの可能性は下がるので注意しましょう。
職務経歴を書く際は企業名は伏せて「外資系コンサルティングファーム」など業種や事業内容をイメージしやすいように記入しましょう。従業員数や支社の数など、より具体的にイメージしやすいようにすることをおすすめします。
ビズリーチ(BIZREACH)の評判・口コミから分かるメリット
ビズリーチを利用した方々の評判・口コミからみえてきたメリットは以下です。
- 高年収の求人を多数取り扱っている
- スカウトが受けられる
- ヘッドハンターが頼りになる
それぞれみていきましょう。
高年収の求人を多数取り扱っている
ビズリーチはハイクラスに特化した転職サイトで、求人の3分の1が年収1,000万円以上です。外資系などの高収入の業種や役員・管理職といった経営層向けの求人もあるので、年収が高い求人を多く掲載しています。
他社と比較しても高年収求人が多いのはビズリーチのメリットといえるでしょう。
スカウトが受けられる
ビズリーチには企業やヘッドハンターから直接スカウトが受けられます。スカウトを受けることで希望にマッチした求人を探す手間が省けますし、給与やその他の条件交渉がしやすいといったメリットがあります。
また、プラチナスカウトであれば書類選考や一次面接が免除され、いきなり最終面接までいける場合もあるので、内定獲得に一気に近付けるでしょう。
ヘッドハンターが頼りになる
ヘッドハンターは登録時に審査があり、大手の転職エージェントで経験を積んだ方など優秀なヘッドハンターが多くいます。一定の業界に特化したヘッドハンターも多くいるので、自分が希望する業界に特化したヘッドハンターを探しましょう。
ビズリーチ(BIZREACH)の評判・口コミから分かるデメリット
次に、ビズリーチを利用した方々の評判・口コミからみえてくるデメリットは以下です。
- 未経験歓迎の求人はほぼない
- 早く転職をしたい人には不向き
- 他のエージェントと比べてサポートが少ない
それぞれみていきましょう。
未経験歓迎の求人はほぼない
ビズリーチはハイクラス向けで高年収の求人を多く扱っているため、未経験者向けの求人はほぼありません。
業界経験はもちろん、マネジメント経験を有する役員・管理職を募集しているケースが多いので、20代前半の若手や異業種転職にはおすすめできません。
自分にはどの転職エージェントが適しているのか、今一度自分の状況に合った方法を検討し、ビズリーチを利用すべきか考えましょう。
早く転職をしたい人には不向き
ビズリーチはダイレクトリクルーティングというスカウト型が主流であるため、自分から企業を検索して応募していくのには不向きです。したがって、自分にマッチした企業やヘッドハンターからスカウトが来るのを待たなければならないので、今すぐ転職をしたい方には不向きといえるでしょう。
とにかく早く転職をしたい方は、求人サイトで目当ての求人を検索して自ら応募したり、他の転職エージェントを検討するなど、転職活動の計画を見直すことをおすすめします。
他のエージェントと比べてサポートが少ない
ほとんどの転職エージェントは全てのサービスを無料で利用できますが、ビズリーチは一部有料会員向けのサービスとなっているため、無料会員だと十分なサポートを受けられないでしょう。
また、ビズリーチには専任のキャリアドバイザーがいません。履歴書や職務経歴書の添削や面接対策、内定後のフォローなど転職エージェントが無料で提供している転職支援サービスもビズリーチの場合はそこまで手厚くフォローできないでしょう。
ビズリーチの評判・口コミから判明!ビズリーチの登録をおすすめできる人
ビズリーチにはメリット・デメリットがあることがわかりましたが、果たしてどのような方がビズリーチに向いているのでしょうか。
ここでは登録をおすすめできる人についてみていきます。
一通りの経験を今の仕事で積んだ30~40代
ビズリーチは、ハイクラスに特化しているため一定の業種や職種である程度経験を積み、マネジメント経験などの役職者の経験がある方にはおすすめです。
「営業職を10年経験し、そのうちの5年間は営業課長としてマネジメントを経験」このような方を営業職としてスカウトしたい企業は多く存在するでしょう。
一方で、転職ばかりを繰り返し色々な業種や職種を転々としている方や、マネジメント経験がない方は登録時の審査にも通りづらく、スカウトも見込めないかもしれないので、自分の経歴や実績を見つめ直し、ビズリーチを利用すべきか考えましょう。
選択肢を広げたい20代
20代は多少経験が浅く、スカウトはあまり来ないかもしれませんが、将来性があり、ポテンシャル採用というかたちで採用を検討する企業もあると思います。
ただ、ヘッドハンターからのスカウトはくるはずなので、ヘッドハンターとコンタクトを取り、自分の市場価値や自分の今後の方向性について相談することで、今まで考えてもみなかった自分の可能性がみつかるかもしれません。
ビズリーチは有料?費用に関する評判
ビズリーチには無料会員と有料会員があり、有料会員の中でも登録した年収に応じて料金体系が異なります。以下、料金の比較です。
- タレント会員(年収750万円未満):30日間3,278円
- ハイクラス会員(年収750万円以上):30日間5,478円
有料プラン利用者の評判・口コミ
30代男性
無料会員だと閲覧に制限があったりして、全てのサービスを使えることに越したことはないと思ったので有料会員になりました。無料で使ったことがないので比較はできませんが、スカウト求人のクオリティが高く、月5,000円程度で年収が50万円〜100万円以上上がるのであれば、使う価値は十分にあると感じました。
「求人のクオリティが高い」ということで、有料会員になると得することはあるようですが、まずは無料で利用してみて、どのような求人があるのか体感してから有料を検討することをおすすめします。
独自アンケートから引用
ビズリーチのスカウト・ヘッドハンターにおける評判
ダイレクトリクルーティングを採用している転職エージェントは徐々に増えてきていますが、自分から求人検索をしたり、専任のキャリアアドバイザーに求人紹介してもらう流れが今の転職の主流であり、スカウト型のクオリティを事前に知りたいという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、ビズリーチのスカウト求人やヘッドハンターの評判や口コミについてみていきましょう。
スカウト(企業)の評判
企業からのスカウトについては「プラチナスカウト」があります。プラチナスカウトは送る回数に制限があるので、企業は求職者を精査して送っています。
回数に制限があるにも関わらず自分に送られてきたということは、ある程度の価値があるスカウトなので、企業からスカウトがきた際は目を通す価値があります。
スカウト(ヘッドハンター)の評判
ヘッドハンターのスカウトについても「通常スカウト」「プラチナスカウト」の2種類があり、プラチナスカウトには制限があるので重要視すべきです。
逆に通常スカウトは誰にでも送れる一斉メッセージ的なものなので、見当違いなヘッドハンターからスカウトが来るという声も多くあります。あまりにもスカウトが多い場合は、通常かプラチナかで判断しましょう。
ビズリーチは入会審査がある!審査基準に関する評判
ビズリーチは誰でも登録できるサービスではなく入会審査があります。
入会審査にクリアすると有料会員になれるため、転職活動の幅が広げられます。
入会審査といっても、どのような基準で審査をしているのでしょうか。ここでは審査の基準についてご紹介します。
職歴が浅い人は審査で落ちる
ビズリーチは経験豊富な即戦力人材に特化したサービスです。応募条件をみても「第二新卒」や「未経験歓迎」といった求人は見当たらないため、職歴が浅い人は審査に落ちる可能性があります。
職歴が浅い人は、もう少し経験を積んでアピールできる実績を作ってからビズリーチを利用しましょう。
転職回数が多すぎる人は審査に落ちる
どの転職エージェントにもいえることかもしれませんが、転職回数が多い人は採用担当からすると「入ってもすぐ辞めるのではないか」とネガティブなイメージを持たれてしまうため、転職回数が多い人も審査に通りづらいといえます。
ましてやビズリーチは高収入求人が多いため、企業側も次世代の幹部や経営層を本気で探しています。すぐに辞めてしまう可能性がある人を採用しようとは思わないので、登録前にビズリーチからお断りされてしまうのです。
マネジメント経験がない人は審査に落ちる
ビズリーチに掲載されている求人は、経営層や役職・管理職求人が多く、マネジメント経験がある方を前提にしている傾向にあるため、マネジメント経験がない方は審査に落ちる可能性があります。
マネジメント経験が積みたいと思って転職を検討している方は、今の会社でマネジメント経験を積めるように努力するか、「課長候補」「幹部候補」といった行く行くはマネジメントするポジションにいけるような求人を探しましょう。
現在の年収が低い人は審査に落ちる
ビズリーチは平均年収が高く、年収を上げたい人向けの求人を多く保有しており、優秀な人材を求めている傾向にあります。したがって働き始めで現在の年収が低い方は審査に落ちる可能性があります。
ビズリーチの求人検索では、一番下の年収で500万円からになっているので、最低でもそのぐらい、もしくは年収450万円程度を見込めるようなキャリアを積む必要があるでしょう。
ビズリーチの評判から判明!ビズリーチを上手に利用するコツ
ビズリーチを利用するメリット・デメリットについてはなんとなくわかってきたのではないでしょうか。ただ、今までスカウト型の転職エージェントを利用していない方からすると「どのように進めたら良いのかいまいちイメージがつかない」と思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで、ビズリーチを利用するにあたってのコツについてご説明します。
中長期的な計画で行動する
スカウト型で転職活動する場合、自分から積極的に動いていく訳ではなく、企業かヘッドハンターの連絡を待つ流れになるので、それなりに時間がかかると思っていた方が懸命です。そこで、転職時期を逆算して中長期的な計画を立てながら行動しましょう。
転職には通常3ヶ月程度の期間がかかると言われているので、長めに6ヶ月程度の期間の余裕を持って行動することをおすすめします。
有料サービスで質の高い情報を得る
本来の転職エージェントは求職者が無料で全てのサービスを利用できることがほとんどです。転職エージェントは企業に求職者を紹介して企業から報酬をもらうスタイルが主流であり、企業が「お客様」で求職者はあくまでも「商品」になっています。
企業がお客様である以上、お客様寄りのサービスになってしまうのは当然といえば当然です。そこで、自らが有料会員になりビズリーチにお金を支払うことでビズリーチのお客様になりましょう。
有料会員になると求人への直接応募やヘッドハンターへの転職相談などサービスが充実するため、転職活動を有利に進められるでしょう。月額が5千円程度なので、年収を上げるためだと前向きに捉えて登録することをおすすめします。
登録した情報を充実させる
ビズリーチは企業やヘッドハンターからのスカウトが来て初めて求人に応募できます。たくさんのスカウトや優良なスカウトをもらうためには、登録情報を充実させるのが必要不可欠です。
登録情報には基本情報と詳細情報があり、詳細情報では職務経歴や自分が持っているスキルなどを書く必要があります。ここに詳細を書くことでスカウトが充実するでしょう。
詳細情報の作成は職務経歴書の作成と変わりませんが、過去に他社の転職エージェントなどを利用して職務経歴書の添削を受けている場合は、その時出来上がっているものを参考に情報を入れていくと良い登録情報になるのではないでしょうか。
ビズリーチを利用する際の注意点
サービスを利用する際は、スカウト型であるビズリーチだからこそ気をつけなければならない点があるので、その注意点についてみていきましょう。
スカウト=契約というわけではない
“スカウト“と聞くと「是非うちの会社に来てください」とお願いされているような感覚になります。“プラチナスカウト“は特に入社が決まっていると勘違いする方も多いかもしれませんが、決して内定が出たわけではありません。
ただ面接が確約されただけであって通常の選考が待っており、選考においても周囲の方よりも有利なのかと言われるとそんなことはないので、面接前にその企業に興味持ち、志望動機など事前に考えるためにしっかりと企業研究することをおすすめします。
複数社から同じ求人に応募するのはNG
転職エージェントを利用している方の中には、いくつかの転職エージェントを併用している方もいると思います。その時に注意しなければならないのが求人の重複です。
企業は転職エージェントから求職者の紹介を受けて、入社に至ってから費用が発生するため、複数の転職エージェントに求人を出している可能性が高いです。
そのため、登録している転職エージェントの中で求人が被っている可能性も十分に考えられます。応募が重複するようなことがあれば、企業に不信感を与えてしまい、選考が不利になる可能性が高いので注意が必要です。
ビズリーチはキャリトレも運営!【20代におすすめ】
株式会社ビズリーチはハイクラスに特化したビズリーチだけでなく、20代の若手人材の転職に特化した「キャリトレ」という転職サイトも運営しているため、「ビズリーチはまだ早いかも」と自分のキャリアに不安がある方やこれから経験を積みたい方にはおすすめです。
キャリトレもビズリーチ同様ダイレクトリクルーティングでの転職が可能となっており、企業からのメッセージを待つスタイルです。
特徴としては、AIによるレコメンド機能が挙げられます。レコメンドは採用企業が採用したい条件にマッチした求職者をピックアップしてくれるもので、求職者側はキャリトレを利用し内容を充実させればさせるほどレコメンド機能による企業からのスカウトを受けられます。
キャリトレは無料で利用できるサイトになっているので、気になる方は一度登録してみましょう。
ビズリーチと併用すべきおすすめ転職エージェント
転職活動をより円滑に計画的に進め、多くの求人に出会い選択肢の幅を広げるためには、転職エージェントの併用をおすすめします。
ここからは、ビズリーチとの併用に向いている転職エージェントをご紹介します。
リクルートエージェント
- 運営会社:株式会社リクルートキャリア
- 公開求人数:約487,500件 ※2024年11月時点
- 対応職種:全職種
- 対応エリア:全国
- 特徴:キャリアアドバイザーによる転職サポート、面接力向上セミナー、職務経歴書エディター
転職に限らずCMなどで「リクルート」という会社名を聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。リクルートエージェントは転職求人数No.1の日本最大規模の転職エージェントで、転職活動時には必ず登録することをおすすめします。
リクルートエージェントは業界・職種問わず大手から中小規模の企業まで何でも揃っています。未経験歓迎求人も多数掲載されているので、転職に関する情報収集として利用するも本腰を入れて利用するもアリだと思います。
キャリア査定サービスやキャリアアドバイザーから紹介が受けられる非公開求人がおすすめです。
マイナビエージェント
- 運営会社:株式会社マイナビ
- 公開求人数:約68,600件 ※2024年11月時点
- 対応職種:全職種
- 対応エリア:全国
- 特徴:キャリアアドバイザーによる転職サポート、履歴書添削、面接対策
バイト探しや転職などの仕事探しに置いて「マイナビ」の名前を知っている方は多いのではないでしょうか。
マイナビエージェントは20代の転職実績No.1を謳っており、若手人材の転職に強みを持っています。20代の転職だと初めての転職活動の方も多く、何から始めたら良いのかわからない方もいると思います。
マイナビエージェントの転職支援サポートは履歴書添削から面接対策、内定後のフォローに至るまでかなり手厚くサポートしてくれるので、転職経験が浅い方にはおすすめです。
また、公開求人は他社に比較するとそこまで多くないですが、非公開求人が約13,900件(2024年11月現在)と多く保有しているため、キャリアアドバイザーの無料相談を受けることで質の高い求人紹介が受けられ、選択肢の幅も広がるでしょう。
doda
- 運営会社:パーソルキャリア株式会社
- 公開求人数:約259,300件 ※2024年11月時点
- 対応職種:全職種
- 対応エリア:全国
- 特徴:キャリアアドバイザーによる転職サポート、転職ノウハウ、スカウト
dodaは完全無料の転職エージェントで、非公開求人を合わせると全国の求人数が約293,200件(2024年11月現在)もある国内最大級の転職サイトです。
特徴としては、年収500万円以上の求人が全体の4割を占めており、キャリアが浅い若手人材からハイクラス人材に至るまで年代問わず誰でも転職サポートが受けられる点ではないでしょうか。
また、dodaはキャリアアドバイザーによる転職支援サポートのほかに複数の転職エージェントと提携しており、これまでの職務経歴や実績を見て、企業からスカウトが来るサービスも展開しているので、自分に合った求人紹介や自分が転職するうえでの条件を定めるなど情報収集できるので、併用して登録することをおすすめします。
ビズリーチ(BIZREACH)の評判・口コミ一覧
前の会社は月収21万円でなかなか貯金ができずにいたので、少しでも給料を上げたくて転職することにしました。月収3万円でも上がったら嬉しいなと思って、たまたま広告で見たビズリーチに登録しました。
登録後、早速ビズリーチに掲載されている求人をみてみると、高収入の求人だらけでびっくりしました!自分が高収入の企業に本当に受かるのかなという疑問はありましたが、淡い期待を持って応募してみました。その結果、見事に内定をもらえ、この春から正社員として働けています。年収も74万円アップさせることができ、毎月コツコツ貯金ができるようになりました。
田口さん・20代男性 評価 ★★★★★ 転職後の年収:381万円(年収74万円アップ)
私は管理職に就きたいなと思って、ビズリーチに登録することにしました。ビズリーチはちょっと変わっていて、登録すると自分が希望するヘッドハンターに無料で相談することができたのです。最初は面白半分で希望条件を入力して検索してみたのですが、優秀なヘッドハンターの方がいらっしゃったので、話を聞いてもらうことができました。的確なアドバイスをもらえたおかげもあって、無事に転職することができました。
蔵元さん・30代男性 評価 ★★★★☆ 転職後の年収:426万円(年収27万円アップ)
人間関係が原因で前の職場を辞めてしまったので、次こそは良い上司のもとで働きたいと強く思っていました。そんな私のためにヘッドハンターの人は、親身になって話を聞いてくれ、優良案件も紹介してくれました。
おかげで今では人間関係に恵まれた企業で働けています。
松下さん・20代女性 評価 ★★★★☆ 転職後の年収:321万円(年収18万円アップ)
ビズリーチに関するQ&A
最後に、ビズリーチの利用に関して多く寄せられるQ&Aをまとめました。利用前や利用中の参考にしてください。
- ビズリーチの特徴は?
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ハイクラス向け、即戦力人材に特化した転職サイトです。無料会員と有料会員があり、登録には審査が必要で、登録することで企業やヘッドハンターからスカウトが来ます。2024年11月時点の公開求人数は約140,200件です。
- ビズリーチと他社との違いは何ですか?
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年収1,000万円以上の求人が全体の3割を占めており、「年収が上がった」「質が良い求人を紹介してくれる」などの評価があります。スカウト型の転職サイトになっているので、自ら求人を探して応募していくのではなく、企業からのアプローチを待つのが特徴です。
- ビズリーチは20代でも利用できますか?
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利用することは可能ですが、審査が通らない可能性があります。なぜならば、ビズリーチは経験豊富な人材や役員・管理職といったマネジメント経験が豊富な人材を前提に求人を出している企業が多いため、20代で経験が浅い方は企業からのスカウトをあまり受けられない可能性があるためです。
- ビズリーチの口コミから分かる評判は?
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サービスの質や求人の質を評価する声が多いです。優秀なヘッドハンターに出会い、年収アップというかたちで転職に成功した方もいれば、転職理由の軸にこだわり、年収は下がったものの自分が大切に思うことを重視し、人生が変わった方も大勢います。
- ビズリーチの登録や利用は会社にバレますか?
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個人情報は企業やヘッドハンターに公開されないためバレる可能性は低いでしょう。ただし、職務経歴からバレてしまう可能性はゼロではありません。会社にバレるのが不安な方は、指定した企業やヘッドハンターをブロックできる機能を利用することでバレるリスクを最小限にできます。
- ビズリーチを利用するメリットは何ですか?
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他社と比較しても平均年収が高いハイクラス求人を多く掲載しているため、年収アップができる可能性が高いというメリットがあります。
- ビズリーチのデメリットは何ですか?
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ハイクラス向けの即戦力人材に特化した転職サイトなので、第二新卒や未経験歓迎の求人がありません。経験が浅い若手人材は審査時点で落ちてしまう可能性があり、利用できても自分にマッチした求人は少ないかもしれません。
- ビズリーチを利用する費用はいくらですか?
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無料会員と有料会員があり、有料会員は登録した年収によって金額が異なり、以下の月額で利用可能です。
- タレント会員(年収750万円未満):30日間3,278円
- ハイクラス会員(年収750万円以上):30日間5,478円
- ビズリーチのスカウト・ヘッドハンターとは何ですか?
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企業またはヘッドハンターからスカウトが受けられます。スカウトは通常の“スカウト“と“プラチナスカウト“の2種類があります。
ビズリーチ(BIZREACH)の評判・口コミまとめ
この記事ではビズリーチを初めて利用する方向けに、ビズリーチのサービス内容やリアルな評判・口コミを紹介してきました。
- ハイクラス向けの求人が多い
- スカウト型である
- 給与が高水準の求人が多い
- 無料・有料会員プランがある
上記の内容からわかる通り、ビズリーチは年収アップを目的とした転職に特化しており、30代以降の経験豊富な方向けのサービスです。
ビズリーチはスカウト型で企業やヘッドハンターからの連絡を待つのがメインなので、より転職をスムーズに進めたい方や、自分から求人を探したい方には不向きです。
しかし、高水準の求人も多数あるため、ビズリーチでスカウトを待ちつつ、他の転職エージェントと併用することで、転職成功の可能性を格段に上げられるのではないでしょうか。