この記事では、自宅でも出来る女性にぴったりのテレワークをご紹介していきます。会社に勤めていても、結婚や出産を機に退職される女性が多くいらっしゃいます。産休制度も取り入れている企業も多いですが、実際問題、育児や家事に大忙しの主婦の方は、元の職場に戻るのはなかなか難しいこともあるでしょう。
また、コミュニケーションをとることが苦手な方や、職場でのパワハラやセクハラに悩まれる方もいます。そんな時こそテレワークの最大のメリットである、場所を選ばず自宅で働くことの出来る仕事選びはいかがでしょうか。
テレワークならば、上記に記載した問題を解消することも可能です。時間と場所にとらわれないことで、家事や育児と仕事の両立も容易になるでしょう。今回は転職を考えている女性が、テレワークで働く場合、どんな仕事がおすすめなのかについて詳しく見ていきたいと思います。
女性が働くメリット
共働き家庭も増えている昨今、女性でも時間や場所を気にせず働くことが出来ればいいのに……。そんな悩みを解消してくれるのがテレワークという働き方です。
家庭の収入源を増やすことで生活が安定し、「旦那さんの給料で生活費を賄えない」というような時でも安定的な収入があれば安心です。ここでは、女性がテレワークを行うメリットを3つに分けてご紹介していきます。
家事や育児との両立ができる
まず、場所を選ばないということは家にいながらでも収入を得ることができます。ライターや画像・動画の編集などは、自分で時間を区切りながら行う事も可能です。
例えば、料理をしながら、洗濯物を回している合間など、少しの時間を有効に活用しながら収入を得ることも可能なのは、テレワークならではのメリットです。
このように、時間を有効に利用できることで、隙間時間で働ける主婦の方が多くなります。高齢社会の昨今、働ける人の確保は、社会全体における至上命題と言っても過言ではありません。
隙間時間から社会復帰を少しずつ行い、テレワークを始めたことによりフルタイムで働けるようになれば、社会全体への社会貢献につながる勤務形態とも捉えられます。
結婚・出産等でも仕事が続けやすい
先にもあげたように自宅にいながら収入を得られるので、結婚や出産の前後でも問題なく仕事を続けられます。
当然体にかかる負担も軽いので、出産の直前でも体調さえ良ければ仕事が続けられますし、産後の早期復帰も自分のタイミングで行えるでしょう。
また、親の介護などの理由であっても、体調と相談しながら自分のキャリアを中断することなく働き続けることが十分に可能なのです。
通勤のリスクがなくなる
テレワークの最大のメリットである「通勤がなくなる」というのは、女性にとって最もうれしいメリットのひとつではないでしょうか。
まず、通勤ラッシュの混雑を避けることができます。また、会社で上司の雑談に付き合ったり、セクハラで嫌な思いをする必要もありません。会社で勤務するより、人間関係で悩むことは少なくなるはずです。
加えていうなら必要な時以外、メイクをする必要もありませんので、時間と手間、それにお金の節約にも繋がります。このように、テレワークにはさまざまなメリットがあります。ざっとご紹介しましたが、これだけでも十分テレワークに切り替えるメリットを感じて頂けるかと思います。
- 時間にとらわれない
- 場所にとらわれない
- 通勤もなくなる
テレワークを取り入れることで、時間とお金に余裕が生まれ、心にも余裕が生まれます。時間や心に余裕が生まれると、クオリティ・オブ・ライフも向上させることが可能になり、自宅でも女性が活き活きと働くことが実現できるのです。
では、そのような素敵な働き方のテレワークには、実際にどのような仕事があるのかみていきましょう。
女性向けテレワークの転職先
あえて女性向けというわけではありませんが、より先ほどあげたメリットが実感できるテレワークでの転職先をご紹介していきます。
これからご紹介する職業は、結婚や出産を機にさらに活躍の場を増やすことの出来る職業ばかりですので、是非とも検討してみてください。
ライター、編集者
特別なスキルや知識がなくはじめられるのが、ライターや編集者です。現在はクラウドソーシングサイトなどを活用し、多くの企業がこれらの仕事を外注しています。ですので、はじめはフリーランスで案件を受注しながら、その中で企業と話を進め、企業に属する形でのライターや編集者になることも可能です。
特に編集に関しては、YouTubeなどの動画投稿サイトへの投稿が一般化してきている日本では、個人でも動画の編集を外注している方も多く、完全に売り手市場となっているのが現状です。
ライター、編集共に専門的な知識や技術が必要と思われる方も多いですが、ここでおすすめしているのは業界トップのライターになる!という働き方ではありません。通常のサラリーマンと同じ収入を自宅で得る方法ですので、どちらともパソコン1台、慣れればスマホ1台でも達成可能な職業なのです。そういった意味でも最もおすすめできるのがこの二つの職業です。
特にこれらの職業は、仕事をこなしながら自分の中でスキルを磨き、より高単価な仕事を見つけることも出来るようになってきます。結婚・出産を機にテレワークに切り替えられる方で、長期的にライターや編集の仕事を続けることができた場合、順調に成長することができれば月間数100万円単位の収入も可能な業界です。
ライター・編集者共に、気が付いたら旦那さんの収入を超えて、今では私が一家の大黒柱です、というようなことは業界内ではよく聞く話でもあります。ライターや編集者の仕事は日本語を扱っているという部分から非常にとっつきやすく、初心者でも取り組みやすい仕事になっています。そのため、産後や育休明けの社会復帰の一歩目としても非常に魅力的な仕事です。
翻訳家
翻訳家は、外国語の知識が必要となってきますが、1件の仕事に対する報酬が高額という意味ではかなりコストパフォーマンスに優れた職業です。特に英語や中国語などの翻訳は大変重宝されており、現在でも引く手あまたの職業です。また、日本語は世界の言葉でも独特なニュアンスが含まれる言語ですので、外国語のスキルを持っている日本人は高単価な案件も受注することが可能です。
分かりやすい例で言えば、外国映画の有名な翻訳家さんなどは日本人ばかりですよね。映像に合わせた限られた時間で的確な日本語で字幕を表示するためには、日本語の正確な知識と日本人に伝わりやすい言葉のチョイスが必要になります。ですので、必然的に日本語を母国語とする日本人が選ばれるのです。
また、女性ならではの視点でも翻訳という仕事は、結婚・出産後も可能性を広げることが出来る職業でもあります。それは海外の絵本などの翻訳作業です。これも映画と同じで、聞かせる相手が小さなお子さんになります。そうなると子供でも分かりやすい表現や言葉の選択が必要となり、それは実際に、子育てを行ったことのある方にしか出来ない作業でもあるからです。
言葉の選び方や意訳の仕方などで差別化を行うことができれば、翻訳家として独立性を持つことは十分に可能となるでしょう。その結果、さまざまな仕事が舞い込んでくる可能性があります。
在宅事務
在宅で事務業務を行うことも一般的になりつつあります。事務作業はオフィスで行う印象が強いため、在宅事務は非常に新しい働き方といえるでしょう。
仕事内容は、データ入力・資料作成・ECサイトにおける商品出品など、多種多様に存在します。在宅事務に必要なスキルは、パソコン操作能力とコミュニケーション能力です。
全ての業務でパソコンを使用するため、タイピングはもちろん、ワードやエクセルを扱うスキルが必須になります。また、1つの作業をチームで分担して遂行していくことが多いので、円滑に業務を進めるためのコミュニケーション能力も必須です。
昨今、在宅事務の需要は高まりつつあります。パソコン操作に自信があり、事務経験がある方にとってはマッチしている仕事といえるでしょう。
デザイナー関係
デザイナー関係の仕事は分野にもよりますが、男性が参入しづらい分野も数多くあります。そのため、ライバルが少ない職業なのです。単純にそれだけが理由ではなく、デザイナーという職業は一つの分野で認められれば、末広がりに色々な分野での仕事が可能になります。
例えば、古着ファッションが好きな方は着れなくなった洋服やデニムを、バッグなどの小物にリメイクしてネットで販売します。ここである程度の収益が出せたとすれば、結婚・出産で販売が一時中断しても問題ありません。ここまでお読みいただいた方なら、お分かりいただける方もいるかもしれませんが、生活スタイルの変化は新しいビジネスチャンスにも繋がります。
出産前までは自分の小物にリメイクしていた古着が、子供服やおもちゃに変身するのです。そしてそれをネット販売すれば、もともと自分で作った販売ルートがある状態なので、購買者に受け入れられるスピードが、ゼロからネットショップを始める方とは大きな差が生じます。
また、デザイナーの仕事は自分のセンス一本で勝負することが可能です。育児や介護などでキャリアが中断していた場合であっても、自分の持てるセンスを生かすことができれば、マイナスのキャリアを完全に帳消しにすることも十分に可能でしょう。そういった意味で、デザイナーの仕事は産休・育休の後でも、復帰しやすい仕事だと言えます。
まとめ
転職を考える女性にぴったりのテレワークを、具体的な職業やメリットを交えてご紹介してきました。女性にとっての最大のビジネスチャンスは、結婚や出産を機に生活スタイルが変化するタイミングなのかもしれません。これまでデメリットのように語られることが多かった、この生活スタイルの変化が、テレワークを行う事によって自分の可能性を最大限に生かせるチャンスに変わってきているのです。
子供を産んだり、子供を育てたりする過程でキャリアを中断する必要があった女性であっても、時間や場所にとらわれないことで、いきいきと働き続けることが可能な社会が目の前に来ています。また、昔に比べて女性が企業の社長や役員になられる方が増えてきたのも事実ですが、その数字が1対1になるには、まだまだ時間がかかります。
女性の社会進出は十分に果たされてはおらず、まだまだ道半ばだというのが現実なのです。そんな女性がより活躍できる社会を目指すためにも、自宅に居ながら家族と素敵な時間を過ごしつつ、自分の可能性を最大限発揮できる。そんな働き方を、テレワークで探してみてはいかがでしょうか。